見出し画像

動画のベストな長さは?最適な長さの目安について【youtube動画制作】

youtube動画の場合の最適な動画の長さは?

自社のプロモーションや教材、エンタメコンテンツなど、企業がyoutube動画運用していく場合、動画コンテンツの最適な長さは何を基準に制作していくのが良いのでしょうか?
youtubeの場合、数秒の短い動画〜12時間という長い動画まで自由に動画を公開することができます。自由な反面、どう決めたら良いか迷う方も多いのではないでしょうか?

youtubeの検索アルゴリズム的には?

youtube クリエーターチャンネルでは、コンテンツの長さに関してyoutubeの検索と発見の仕組みから説明をしています。
が、これを見ても”視聴者を魅了する動画”が一番重要であり、動画の長さにはとらわれずコンテンツに最適な長さを選択しましょうとなっています。

で、結局長いのがいいの?短いのが良いの?
最適な長さを知りたい人にとって、これは一番困るやつですよね笑

映像コンテンツにある、暗黙のルール

弊社ではさまざまな映像制作を行なっていますが、実は映像コンテンツにとって「長さ”尺”」に関しては、暗黙のルール、想定尺が存在します。

  • 映画:2時間

  • テレビドラマ:1時間

  • テレビ番組:30分、1時間

  • 広告(CM,サイネージなど):15秒、30秒

映像はコンテンツの特性上、配信や上映における”枠”の影響があります。
テレビにはテレビの、広告には広告の枠があり、映像制作者である私たちは枠の中で効果的な情報発信、エンターテイメントを届けるためにみな工夫して映像コンテンツの制作を行なっています。

私たちは映像を観る際「長さ」という暗黙のルールに慣れ親しんでいますので、ジャンルごとに決まった時間内であれば違和感なく、長いと感じずに観ることができます。
映画を例にとると、大体の映画は2時間程度のつもりで劇場に足を運んでいると思います。しかし上映開始後2時間を経過してもなかなかクライマックスを迎えない映画を見ていると「なんか長いな・・・・。」と感じ始めるのではないでしょうか?もしくは想定外の長さでトイレへ行きたい気持ちとの戦いがはじまるかもしれません笑
そもそも、何を観るか選ぶ際に3時間を超える大長編だと観る覚悟が必要になり観る意欲を失ってしまう可能性もあります。
このように視聴する側がジャンルごとに"認識している時間"”見ていて集中力が続く時間”を把握することが大切になってきます。

youtube動画の長さは"伝えたい内容”で決める

映画やドラマ、広告と同様にyoutube動画でもジャンルごとに”視聴離脱”を防ぐ”視聴の際に負担を感じない動画の長さ”というものが存在します。
制作する動画のジャンルにおける、動画の長さの傾向を調べ、視聴者が認識している時間よりも長くならないようにすることが効果的です。
一番手っ取り早い調査方法としては、ベンチマークとしているyoutubeチャンネルや競合商材のPRビデオなどを参考に動画の長さを調べることができます。

プロモーション動画にとって最適な動画の長さ

1:30でプロモーション動画を制作した場合の時間割

弊社ではいつも、企業や商品、サービスなどのプロモーション動画に関しては、1分半〜3分程度の長さを推奨しています。
実際にyoutube上で「企業 PR」と検索し、よく視聴されている動画を見てみると3分前後の動画が多くなっています。
実際に視聴者として動画を観る際も、これくらいの長さの動画だと見やすいですよね。

情報発信系の動画にとって最適な動画の長さ

商品やサービスの使い方をレクチャーするHOW TO動画や、専門家の視点でノウハウを提供する情報動画などに関しては、3分〜5分程度の長さを推奨しています。
このジャンルの動画の場合、取り上げるテーマの多くは「エンターテインメント」より「情報」が主体になるため、必然的に視聴する側は何かしらの知識、情報を得たいユーザーであり、詳しく説明を聞きたい(観たい)と思っている傾向にあります。
そのため、あまりに短い動画だと、視聴後の満足感が低下し物足りなさを感じてしまう懸念があります。
また、伝えたい情報が多いため、ある程度時間を割かないと伝えられないものがほとんどです。

弊社では、社内の教育向けEラーニング動画のご相談をいただくことが多いのですが、その時も5分前後でチャプターを分割するご提案をさせていただいております。その方が視聴する側も隙間時間で学習することができるし、制作過程で取り上げる情報も整理されるからです。

ユーザー(視聴者)目線で動画の長さを決めよう!

今回はyoutubeで動画運用を行う際推奨する動画の長さについてお伝えしました。
動画の長さは長い方がよいというような意見もありますが、それはあくまでyoutuberとしてエンターテインメントを届けたい場合です。

企業が情報発信のツールとして動画を活用する場合には、長いものを1本つくるより、5分以内の動画を数本作る方が効果的であると考えます。
例えばサービスのユーザーレビューだったら、数人分を1本にまとめて公開するよりも、1人1本の動画にして順次公開した方が効果的だと思いますし、その後のサイトやSNSでの運用も視野に入れると使いやすい動画になります。

長い動画を制作しても、最後まで見られない可能性が高く、また長い動画にするほど制作コストもかかります。
動画を制作する際は、情報をコンパクトにまとめ、5分程度に収まるように、短時間で伝えるべき情報を伝えられる動画を意識しましょう。
場合によってはテーマや工程別に動画を区切るのも効果的です。
最後まで見てもらう工夫を施した上で、適切な動画運用を実現して行ってください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?