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私のお風呂事情

私はお風呂に入るのが苦手です。
苦手というより怖いです。
これは私の障害の特性である、被害妄想の中の「盗撮されているんじゃないか」というのが理由のときと、ただ漠然と不安感がつのるときとがあります。

一人暮らしの時の、お風呂のに対する恐怖感は「盗撮されているんじゃないか」という被害妄想でした。
高校時代から女子トイレに盗撮器が仕掛けられているとか、そういった妄想が強くありました。
そして一人暮らしを始めてからは、お風呂場の換気口に盗撮器がある気がしてなりませんでした。
ですが実際に確認してみる勇気もなく、ただ漠然と「誰かに盗撮されている」と思い込んでいました。
また盗聴器も同じく部屋に仕掛けられていて、私の生活の全てを誰かに把握されているような恐怖を感じていました。

現在は、盗撮されているという被害妄想は限定的なものになりました。
一つだけ残っているのは、お風呂が終わってから換気のために窓を開けたときに、窓の向こうからカメラで盗撮されるというものです。
しかも、盗撮してくる相手は小中学校で同級生だった男性だと思い込んでいます。

何故、その男性なのか。
高校の時に駅で再会しメールアドレスを交換したところ、毎日のようにしつこいメールが来ていたからです。
当時、私は部活動をしていたのでその間は返信できないとあらかじめ彼に伝えていました。
蓋を開けてみると、毎日毎日、部活中の時間に何通も何通もメールが来て「今何してる?」「なんで返信してくれないの?」「早く返信して」と。
そして「電話番号教えて」というメールが続くようになりました。
最初は気にしないようにしていたのですが、それが何週間、何ヶ月単位で続くとさすがに怖くて、友人に相談しました。
友人たちは口を揃えて「絶対、電話番号教えたらあかんよ!」と言っていました。

結局、返信の頻度を落として様子を見ていたら、向こうも飽きたのかメールすら来なくなって、今は連絡先も何をしているのかも知りません。
しかし当時の恐怖から、彼が私を貶めようとしているのではないかと今でも思ってしまっています。
そのため、それが統合失調症の症状と重なり、今でも彼が盗撮しに来るという被害妄想に繋がっています。
どう考えても向こうも私のことなんか覚えていないし、私自身もそんなことあるわけがないとわかっているのに、いつも警戒してしまいます。

もう一つの漠然とした不安感というのは、とても説明が難しいです。
なにせお風呂に入るのが不安。
具体的に「お風呂に入ってるときに地震が来たらどうしよう」とか「お風呂に入ってるときに強盗が押し入ってきたらどうしよう」とか、そういう不安のときもあります。
ただ不安感が募るときというのは、本当に説明できないのですが、お風呂に入ることで悪いことが起きそうな気がして入れません。
私にとってお風呂に入るというのはとても勇気がいることなのです。

とても汚い話で恐縮ですが、私は現在1週間に1度くらいの頻度でしかお風呂に入れていません。
母親が思う洗濯との関係云々とか父親の水道代に対する嫌味云々などもあります。
本当は毎日お風呂に入りたい、だけど現状難しい。

私は汗をかいたり、掃除をしたりした後や、外出の直前など、そういうどうしても入りたい状況になるとお風呂に入れます。
しかし普段、家で過ごすだけの日が続くと、お風呂に入りたいという願望より、お風呂に入ることへの恐怖の方が勝ってしまいます。
また、お風呂に入ることで家族に嫌な顔をされるのではないかというのも、入浴を躊躇わせる原因の1つです。

まず、母親が洗濯物が出るのをよしとしない。
次にお風呂に入ると「何時間かかるんや」と父親に言われることです。

現在、我が家の家事の多く(料理、洗い物、掃除、片付けなど)は私が負っていますが、洗濯は母親が中心になってやることがほとんどです。
なので母親は洗濯物が出るととても嫌そうにしています。
「自分で洗うから」と言えば良さそうなものですが(実際そう言ったこともありますが)今度は干す場所がないと反対されます。

洗濯物を干す場所がないことはないのです。
庭に物干し竿が2本あり十分なスペースがあります。
しかし母親が洗濯を回すのは夜中。
そして寝室のエアコン前の僅かなスペースに干しています。
エアコン前に干すのは母親が手が上がらない、身長が届かないなど言って私の仕事ですが、とにかくそこにしか干さない。
夏の日が出ているときに2、3時間外に干すこともありますが、洗濯物を外に干すのも私の仕事。
そもそも洗濯機を回す段階から手伝っていることも多々あり、母親が完全に洗濯をやりきることはほぼありません
それでも洗濯という家事の主導権は母親が握っているので逆らえません。

そして父親の嫌味。
私の1回のお風呂時間は確かに父親より長いです。
それが父親には許せないようです。
しかしよく考えて欲しいのは、シャワー出しっぱなしで毎日お風呂に入る父親と、週に1回しかお風呂に入れない私とでは汚れの蓄積が違います。
当然、1回は私の方が長くなります。
しかも私は髪の量が多く、またそこそこの長さがあるので、髪を洗うだけでもそれなりに時間がかかります。
まあ頭皮がかなり寂しい(ではすみませんが)父親にはわからないことなのでしょう。

そして風呂が長い、水道代がと父親は言いますが、実際に長いのは風呂に入っていたり水道を出していたりする時間ではなくそれ以外の時間です。
父親は脱衣所にタオルと着替えの下着だけ持って行きますが、私はドライヤーやボディーシェーバー、その他ヘアケア・スキンケアグッズなどを持ち込みます。
そもそも、1度拭けばすむ頭皮の父親と、ドライヤーだけで20分以上かかる私で脱衣所や風呂場の使用時間が同じなわけがないのです。
その辺の女性の事情を父親は全く理解していません。

そんなことも理解していないのに、脱衣所や風呂場にいる時間だけで「水道を無駄遣いしている」と決めつけられるのです。
我が家は湯船にお湯を張りません。
なぜなら張っても父親がシャワーですますうえ、湯船に自分の洗い流したお湯が入っても気にしないからです。
その他様々な事情で我が家は湯船にお湯を張りませんので、全員シャワーですまします。
そしてシャワー中、父親は1度もシャワーを止めません。
15分は出しっぱなしです。
私は確かに髪の予洗いにも時間がかかります。
しかし、都度都度シャワーを止め無駄遣いしないよう気をつけています。
これはシャワーだけでなく、歯を磨くときも顔を洗うときもです。
父親は出しっぱなし、私と母親は都度止める。
これで「水道代が高いのはお前のせい」と言われても納得がいきません。
納得はいきませんが、嫌味を言われるのが怖くて、お風呂はできるだけ父親が家にいないときに入っています。

とまあ、こんな具合のお風呂事情です。
親族にいる統合失調症の彼も、お風呂には滅多に入らないそうです。
私たちはお風呂に入るのが苦手なようです。
今回も愚痴っぽくなりましたのでこの辺でやめておきましょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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