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銭湯業界4年目の僕のポジションの話

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出勤前、コメダで『読めていない記事をバッーと読む』をしていた。腰を据えて読むってのを最近できてなかったから良い機会。

うむ、来る日も来る日もKHAOSなことが起こるも「おもしれぇ〜」でどうにかやってきた僕。どうやら4年目だということに気がついた。

4年前、都内の某銭湯で風呂沸かす前のメモがあったので貼っておく。

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先週のトラブルとはうってかわって火を元気よく吸ってくれる釜。オープンからたくさん来てくれた。女将さんから「薬湯に入った後、ずっと身体がポカポカだよ」と伝えてもらったり、外に出たら常連さんのマダム御三方から「いつも気持ちいいお湯をありがとうね」と声をかけてもらったりと、番頭をやって間もない僕でも、この銭湯の力になっている。人や街の役に立てているのか。と感じられた。というか「また来てください」と言えた。自分でもここで働くひとりと自覚していたのだ。

初々しさ満点かつ、初心忘るべからずだよな。

ちな、この銭湯は今でも営業されている。風呂屋において必要な要素を1から知ることができたからキャリアスタートがここで良かったと思う。

4年目になるわけだし、今後の自分に必要なこと、銭湯業界に対してどう動くかみたいなことを、記事を読んでくうちに言語化できてきたのでまとめてみた。

まずは読んだ記事たちを紹介していくぜ!!

① 2023年のキーワードを読み解く、3人の言葉

私はホテルのプロデュースをしていますが、一般的にホテルに求められるダイバーシティって「多様な人たちを受け入れること」なんです。極端に言えば、宿泊するのが若者であっても、おじいちゃんおばあちゃんであっても、気持ちよく宿泊することができる空間であることが大事。けれど、そうしてダイバーシティを意識した結果、どのホテルも均質化してしまうんですね。
それに対して私がやっているのは “選ぶ側” のダイバーシティと言えます。特定の人に特化したホテルを作ることで選択肢に多様性が生まれる、という意味です。たとえば今、産後ケアにフォーカスしたホテルをプロデュースしているのですが、これは「出産後の女性の負担をサポートしたい」という想いから、助産師さんや保育士さんのサポート付きで、子育ての技術を身につけてから自宅に帰っていただくという宿泊プランになっています。

これ、私のなかでは “選ぶ側” のダイバーシティなんです。産後ケアに特化したホテルは、あらゆる人を受け入れるホテルじゃない。前述のダイバーシティとは違う。けれど、視点を変えると、お客さんがホテルを選ぶ際の多様性は生み出しているというわけです。

TABI LABO 2023年のキーワードを読み解く、3人の言葉
「イケてる選択肢、ないやんか!」
その状況はハッピーじゃない
——龍崎翔子さん から引用


どこの銭湯もめちゃ良いリニューアルだとは思うが、今後生きていくためには「どこかで差別化しないと残るのは難しいな」って経営的観点はもちろん「多様化した社会で、特定の方が来れる銭湯」をつくることも必要だよねって視点があるのも良い思った。
業界が生きていくために必要なこと=特定の方が来れる銭湯をつくること、なのかといったら話は違うが、ひとつくらいあっても良いよね。
なんか同じこと言ってる気がする。

② GPT-4が遂に公開。 GPT-4の使い方とその性能を解説

改めて読み直した。「ステップバイステップの持論」がいまいちピンと来てなかったので納得。現在chatGPT-4くんは弊社自慢の社員として働いてくれているので助かる。そろそろ名付けるか。

③ 爆速でAIアシスタント(β)をリリースするために、デザイナーがしたことのすベて

お会いしたことは無いけれど、めちゃんこリスペクトしているデザイナーの鮎さん(たぶん池ちゃん繋がり…?Almaのデザインに携わっていた記憶)。

喜楽湯駆け出しの3年前頃から鮎さんの投稿を見ていて、気付けばnoteのデザイナーに。凄いな〜。
サイトに乗っていたポートフォリオを拝見したけれど、学生時代からwebに関わらずアウトプットしていたり、noteでもディズニーのタイルをどちゃくそ研究したりとデザインに対して貪欲な方だなと思っている。

だからこそ、今回のAIアシスタント(β)を導入するまでの流れを読んでいて豪華すぎる方々からアドバイスや協力を仰ぎながらも、自身が何をしたかを明言化し、今後の反省を書かれていて成長しっぱなしじゃん…!と思った。自分もこういった書き方で自身のことをまとめるかと思った。

思い返すと猫の日記念でタタミグッズの企画から販売まで一気貫通でやったことだけど、実績としてもっとちゃんとまとめれば良かった。

④chatGPTにペルソナを作ってもらったら完成度が高かった

銭湯で何か新しいことをしようとなると、実際にお客様が来る故に直接リアクションを享受できる。
新しいことをするのに告知POPを貼ったのなら「新しくこういうのするんでPOP貼ったんですけど見ました?」みたいな。

告知POPをどんな人に届けたいかを考えてから制作するわけで、ペルソナはその都度必要だし、けど自分の頭で思いつくものには偏りが生まれるしなと。

あと店ではなく、会社単位で新しいことを始めようとすると、店に来ない人も考える必要があるので、助かるのかなと思った。
が、(chatGPT全体に言えるけど)具に伝えないとちゃんとしたものを吐き出さない。量が欲しいならちゃんと質のある情報を伝えないといけない。

⑤『経営の成果=売上げ』に貢献することが、デザイナーの仕事。クリエイティブサロン Vol.48 芦谷正人氏

デザイナーの領域を広げるという意味で読んだ。
というのもクリエイティブに対して「?」となる方がまだ多い銭湯業界で、デザインシステムを導入するためのコンサル業務を自分が請け負うためにはどうしたら良いか考えていたからだ(デザインシステムの重要性についてはここでは書かない、figmaの投稿を追って見たりすれば良いと思うよ)
この業界は実務あっての経営という考え方がとても強く『銭湯をかじったくらいで関わらせるもんか』の面が強い。
(定義むずいけど)スパ銭は外部が入り込めたり、社内にデザイナーが存在するのに対し、家族経営でやってきたところがこれからの銭湯を残していくためには、家族/内部の人間でデザインシステムに対して理解を深めないといけない。
ってことは自分がそこを率先して経営デザインのフレームワークを落とし込めば、業界全体のDX化に繋がるんだろうな、と思った。
とはいえ現役のすごすごデザイナーと頑張っていくためには自身のデザインへの知見を深める必要がある。向こう10年で業界に落とし込めるよう努めねば。

そんでもって4年目の俺よ、何をするだ

上記を読んで今自分に求められていることをぼんやりと考えると、、、

  • 「銭湯」という枠組みの中でアップデートしないといけない箇所/仕組み、現状の理解。残すことに重きを置くのか、それとも拡大することになのか、どこに向かって進むのかによって解決策はたくさんあり模索の日々。

  • 銭湯業界全体が営業・運営・経営を含めて人材不足を補いたい/面白を拡大させたい、どれにも外部の力は必要。
    しかし外部を受け入れるキャパや考え方がなんとも(な人間も多くいる、デジタルに対しての理解が困難な年代だとか)なので、比較的年齢の近い内部の理解者を募り、外部はどこを引き入れるか一緒に考えたい。それを募る人is我。

  • 外部とのパイプを繋ぐためにも我自身、DXの考え方をもっと深めたいし経営デザインについてまっっったく銭湯と関係のない企業の話や実践例をもっと知る必要がある。デザイン会社に勤めるか。

って感じがした。

大前提に僕は銭湯に【残せるなら残そうよ、面白い要素たくさんあるんだから】のスタンスでいる。『先を生きた人間たちが手塩に育ててきた面白い場所で自分には何ができるだろう』と思った4年前。
手を尽くして無くなってしまうのは仕方がないけどもまだ可能性があるなら、と飛び込んでみたけど大正解だったわね。

よって『外部と内部を繋げるパイプ役』として業界への理解をより一層深めていく4年目だな〜と思った。外部と関わるためにももっと業界楽しんでくか〜!

外部、それはそれはとっっても広いけど、力貸してくれる方々いそうな予感がするからやっていくか〜!!とのほほんと思っています。

これを読んでいる銭湯と関わりたい外部の企業/著名人の方/etc…!一緒にブチ上げてこ〜!(最後の方文章適当だけど割とテンション⤴︎⤴︎で書いてる。自身のポジションに対しての動き方がなんとなく分かったのでおけおけ)

YATTEIKI!!

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