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においについて、実験。【飼い犬&猫編#5】

 犬猫はくんくんとよくにおいを嗅ぐ。

 少なくても人間である私が時間をかけて嗅ぎ分ける時は、安全か危険か?、快か不快か?、イケるかダメか?などの判断をしているのかと思っている。

 犬猫は極端な話、オナラなど人間にとって近づきたくないにおいの元へ、不快感を示すどころか、好んで近づいているように思う。

 精緻な実験で結果を導きたいところだが、私は単なるペットを愛するいち生活者のため、簡単な観察実験のみを実施してみることにした。

 においに敏感であると言われている犬猫。   
私のことが好きなようなので、私のにおいがしっかりついた衣類を、犬猫のくつろいでいる場所付近に置いてみた。

 私の衣類に反応をするのか、しないのか?

 犬はひと嗅ぎし、あえて衣類の上に顔を置いて寝転んだ。
 猫は置いた矢先、くんっと鼻先をつけ、衣類の上に乗った。
 オナラに対して確認するにおい方に似ている。微妙な気持ちだ。

 犬はそのまま寝入り、猫はその場から離れた。

 「このにおい、知ってます。」と、無言でリアクションをしてくれた様に思った。

におった後、衣類の上に座る猫

 そのまま外出し、帰宅後どうなっているか。

 噛んだり、ひっぱったりした様子はなく、おおよそ最後に見た位置に衣類はあった。今後改めて、自宅にカメラを設置して、不在時の衣類の扱いの観察をしてみることにしよう。

 息子が乳児だったころ、預け先のスタッフに「お子さんが安心しますよ。」ということで、私が着た後の衣類を持ってくるように言われたことを思い出した。

 信頼している人のにおいで子どもは安心する様だが、犬猫について今回は「知ってますよ」という感じであるが、安心したようなリアクションは感じられなかった。

 私のにおいもオナラも、確認したくなるにおいだったということなのかな。
 毎日楽しませてくれる同居生物。
 ありがとう、日常。




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