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桜咲く散歩で涙す。【飼い犬&猫編#2】

 桜が満開の時期。マスクを取り、口角を上げて犬と歩くのはなんとも気持ちいい。

 すれ違う高齢ご夫婦に会釈をし、わんわんだと指差す幼子ににっこり微笑み、左側を歩く犬にグッボーイと声をかけ、気の向くままに小一時間の散歩。

 公園、坂道、立派なお家のお庭。桜桜桜。

 見事に咲きほこる桜に心揺さぶられ、一週間後の桜の姿を考える。その儚さを想像すると同時に、様々な「別れ」に想いを馳せてしまう。

 散歩しながら、ほろり。

 すれ違った方は、さぞ気味悪かろう。

 一緒に散歩にでかける犬。ちなみに、散歩出発時、うちの猫は一緒に行くよねと言わんばかりに玄関出口まで来るため、「ダメー」と必死に制する。毎日ヒヤッとする場面。都度、猫の散歩って喜ぶのかな?と考える。

 桜の時期の散歩は、泣いてしまうな。

 この犬とあと何回、桜の季節を過ごすことができるだろうか。最後の別れまで考えて引き取ったが、この件は四六時中考える様なことではない。
 しかしこの時期は、歳を重ねると歩き方は変わっていくのだろうか、毛色や毛並みはどうなるのだろう、最期の刻まで考え、一刻の大切さを改めて強く感じる。

 往診をしてくれるドクターがあなたのかかりつけ医だし、イザという時は頼れるよ。
 うちで、お兄ちゃん(息子)、弟(猫)と共に春を感じながら、わんぱくに遊べ!

 ありがとう、日常。

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