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#何気ないツイートから始まる物語 (8話)〈クラウドファンディングサイトの選定〉

何気ないツイートをきっかけに、スポーツビジネス界の大物と地方都市に住む一般人であるぼくがイベントを企画・実施することになり、その後の人生に大きな影響を与えることになったことを記した、ちょっとした物語。

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前回まで

ゲストを集めている過程の中でぶち当たる「資金」の壁をクラウドファンディングで乗り越えようと考えた。ただ、クラウドファンディングで資金調達を達成するためには「信頼」とか「信用」が必要で、その困難さを身をもって知っていたため、どうすべきかを考えた結果、毎日発信していくことで、少しでも信頼を獲得することを目指した。

毎日の発信する中で何を書くか

毎日noteを更新しようと決めたが、果たして何を発信していくのか。当初、岡部恭英さんとのひょんなことから繋がりを得た内容をnoteで書いたところ、想定していたよりも反応があったため、それに対して味をしめていたのは間違いなくあるし、それをベースにして「いま」、こうやって資金調達のためにクラウドファンディングをやろうと決めた思考の過程などを共有していくことができれば、「同じように困っている人」に少しでも貢献できるような気がしたからだ。

実際、書き始めてみると、このイベントについてかける内容は想定していたよりも多くはなく、毎日の更新を支えられるだけの内容を書けるほどに、ぼくの生活や思考に対して溶け込み、馴染んでいるわけではなかった。イベントとは関係のない生活や思考を書くことが多く、むしろ、今回のイベントも生きている中で「いろいろとある」中のひとつなのだと徐々に認識するようになっていくことになった。

そうはいいつつも、クラウドファンディングの公開後には大いに書くことばかりに溢れることになったのだけど。それは後ほど書くことにする。

クラウドファンディングサイトの選定

クラウドファンディングをやるのはいいとして、それをどこでやるのかは決めなければならない。先にも書いたが、ぼくはクラウドファンディングをプロジェクトメンバーとして参加したことがあるものの、能動的なメンバーだったとは言い難く、むしろROM専化してしまった過去がある。もしかしたら、過去にROM専化した自分を否定するためにクラウドファンディングへ向き合おうとしていたのかもしれない。

ぼくが参加したプロジェクトの発起人は、ひたすらに各種サイトを比較し、実際にサイトの中の人たちに会いにいき、なにが適当なのかを見定めていた。実際に、自分が発起人の立場に立つと、その行動がなぜに起こしていたのかを知ることになる。

正直、サイトを見定めるポイントは二つほどだ。

・手数料
・プロジェクトの志向性

クラウドファンディングの場合、それぞれのサイトに対して支払う手数料があり、それが高ければ20%になることもある。それを高いとみるのか安いとみるのかは判断が難しい。なぜなら、サイトの登録者数やプロジェクトの掲載数が多ければ多いほどに、それを目にする人の数も多くなる上に、サイト(媒体)に掲載され続けることを考えると、掲載料を支払っているともいえるわけだし、そのクラウドファンディングサイトがなければ、そもそもそれを掲載もできていないわけだからだ。

あとは、プロジェクトの志向性とサイトの相性を見る必要がある。

たとえば、今回のイベントはスポーツであり、その特性を活かすのであれば、いわゆる国内のCAMPFIREやreadyforなど大手サイトでいいのかもしれない。ただ、モノをつくっているわけではないため、makuakeとは相性がいいとはいえない。もちろん、プロジェクトの中身次第で相性が変わってくるため一概にはいえないが、それぞれのサイトには特徴があり、訪問してくる支援者候補であるユーザーも、それを前提にして各プロジェクトを参照しにくるからこそ、それを意識してサイトを決める必要があった。

本当にいろんなサイトを参照しに行ったし、話を聞いた。そして、最終的には3つのサイトに絞り、どこにするのかをコアメンバーのなかで決めることとした。

選定理由

大手とはいえないが、それぞれに特徴を持っているサイトだった。以下に、当時の記載内容を掲載しているプロジェクトページをそのまま掲載する。

一つは「地域」に根差したクラウドファンディングとして、地域の人たちが手掛けたプロジェクトの掲載が多かったFAAVO。今回のイベント開催も、地域というか地方都市での開催であるため、その親和性が高いだろうと判断したことから選定した。実際に、サイトの中を覗いてみると、それぞれの地域特性にあったものから、地域の中の人が熱量を持ってプロジェクトを立ち上げたものだったりして、そのプロジェクトを見ていると「全国にはいろんなプロジェクトがあるんだな」と感心するのと同時に、これだけの人たちがプロジェクトに対して果敢に挑戦しているんだなと思うと、グッと込み上げてくるものがあったため、このサイトを選ぶことに迷うことはなかった。

■ FAAVO

■ にいがた、いっぽ
地元新聞社である「新潟日報」が主催のクラウドファンディング 。ぼくが住む街が新潟であり、その中で新潟日報は本当に地域の新聞として土着性が高い。そこが手掛けるクラウドファンディングサイトとあれば、掲載をすることで少しでも地元の人たちに情報が届くのだろうし、むしろ、ここで届かないのであればどこに掲載をすればいいのか......と思い悩むことにすらなってしまう。そして、プロジェクト掲載すれば広告記事が2度ほど掲載されるため、より地元の方々に対しての情報チャネルが増えることになる。そう思い、掲載を決めた。

■ FARM
スポーツに特化したクラウドファンディングサイト。ぼくと岡部恭英さんがTwitterでつながったことをnoteやNewsPicksで見ていてくれた主宰者が、一番初めに「掲載してほしい」と手をあげてくれたサイトだ。クラウドファンディングのプラットフォーム側から掲載してほしいと逆指名を受けることは経験し難いところだし、正直、今回のプロジェクトがどこの馬の骨かもわからない田舎者のぼくが発起人であるにもかかわらず、掲載に関して前向きに打診してきてくれた姿勢が、ものすごく嬉しかったし、尊敬できるものだったので、掲載を決めた。 
 ※現在はプロジェクトが消えているため、当時の内容を確認することができない。)

そう、今回のプロジェクトは同時に3サイトで支援の募集を図ることにした。その理由については次回、書くことにする。書くとしたら、コアメンバーを含めて検討した結果なのだが、大事にしたのは「支援してくれる人」の利便性を考え末の結論だった、ということだ。

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地方に住む「普通の人」であるぼくが、ある業界の大物に何気ないツイートで絡んだところから、イベントを企画・実施するところまでを追ったちょっと…

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