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「やりたいこと」と「できること」の関係

なんだか違う気がしている。気がしている、というか、むしろ、違うことを実感しているから、こうやって書き始めてます。

ぼくは今、株式会社シーエスレポーターズという会社で公私混同をさせてもらっていてますが、どんな意味なのかといえば、『自分ができることを組織に提供するかわりに、やりたいことで溢れる環境をつくっていっている過程の中』にいるのです。

「公私混同って何?」と聞かれることが多いのですが、一応、僕の中での回答は先に触れたような内容になるかな、と。これは大それたことでもなんでもなく、目指す方向性や組織体制について大いに納得することができている上で「一緒にやりたい」と思える「人」がいるかどうかが明確だったこと。

もっとも大きな要因は人にあると考えていますし、いうなれば、それ以上でもそれ以下でもないとも考えています。

一人でやるよりもチームを組んでできることの方が大きく、遠くにいけます。将来的にはプロジェクトベースで仕事が進んでいくような組織にしていければおもしろいよな、とも勝手ながら考えています。

それを実現できるようにコツコツと少しずつでも前進を繰り返してく限りなのですが、ぼくの現状はそんなところです。

「やりたいこと」とは何か?

そんな最中のぼくなのですが、「やりたいこと」は何ですか?なんて問いに対しての答えを持っているようで持ってなかったことに気づきました。

これをお読みの方で、自分の「やりたいこと」が明確になっている人って、どれぐらいいらっしゃいますかね。そもそも論「やりたいこと」って何を指すのかが、ぼくの中でイマイチ解像度が低くて、「あー、なんだかなぁ......」なんて状態になってしまったのです。

ぼくはそれ自体が悪いことだとは思っていませんが、どうにも気持ちが悪いので、どうにか解明したい。

やりたい、といっている以上、現時点ではできていないことになります。

現時点ではできていないんだけど、いずれは出来ていて欲しい、なっていて欲しい、なりたい状態や状況、環境を指すのだとしたら、現時点とのギャップを埋めていくような姿勢や態度が必要ですね。

なるほど。

「やりたいこと」は、希望であり、願望であり、期待を込めた在り方なのか、と勝手に納得して、定義づけることにしました。

「できること」って何か

こちらは案外スッと腹落ちしてまして、事実として、自覚として、自分の中で再現性があること。それが「できること」だと、ぼくは認識しています。

組織や個人のどちらにおいても、できることはそれぞれに異なります。何故に異なるのかといえば際限があるからで、それは往々にして課題と言い換えることができます。

人なのか、お金なのか、モノなのか、仕組みなのか、といった具合に、抱える課題は各々にあるでしょうが、組織としても、個人としても経験してきたことにより蓄積されているknow-how(ノウハウ)や、knowledge(ナレッジ)といった大切な資産の塊から発揮される、再現性の高いものを「できること」だと定義づけられると考えています。

そうなると、「やりたいこと」と「できること」は明確に異なることがわかりました。やっと、ぼくは分かったのです。

「できること」から「やりたいこと」に

「できること」と「やりたいこと」が異なるものだと、やっと明確にすることができました。これによって、「やりたいことが見つからない」と述べる人たちの意見がもっともだとも実感することになったのです。

何故なら「やりたいこと」は自分が「できること」を把握していないと見つからないものだからで、逆に「やりたいこと」が明確になっていて「できること」が不透明な人はいないのではないでしょうか。

「できること≒できたこと」ですが、「できたこと」がなければ「できること」にまでたどり着けません。「できたこと」の再現性を高めなければ、「できること」にはならないからです。

そうなると、複数回にわたって「できたこと」を同じようなケースでもいいですし、まったく異なるケースでもいいのですが、とにかく自分の中で「勝ちパターン」のような「再現性パターン(型)」を身に付ける必要があり、逆をいえば、それを取得していない限りは「できること」になっていないともいえる訳です。

「できたこと」⇒「できること」の間には、確実に溝が存在していて、その溝を越えるのか、埋めるのか、渡るのか。その人が決めることではあるものの、そのプロセスがあることに違いはなさそうです。

できることが増えてきた中で、おそらく「つなげたい」と思う欲みたいなものが芽生えてくるのだと思います。

その欲は「できることA」と「できることB」を身につけたからこそ芽生えてきたりします。それまでは全然意識することもなかったのに「できることA」が身についたと思った瞬間から、なんとなく「できることB」を身につけたいと思うようになり、その二つを同時に身につけている中で「やりたいこと」が見えてくるような、こじつけのようでいて、確かに芽生えるもの。

それって「感情」か。あ、そうか。なるほど。「やりたいこと」は感情なのか。

もうちょっと詳細に書いてみよう。

できることが増えた先に見えた到達したい点や場所を見据えたときに、「そこに行けたら......」とワクワクしたり、ドキドキしたりする際の高揚感みたいなものを引き立ててくれるのが「やりたいこと」なんだ。

「想像」するだけで高揚できるだけの効果を持っているんだから、「やりたいこと」ってのは本当に大したものだと思うし、それを抱くために「できること」を増やしていこうとするのはすごく健全だと思います。

やりたいことがわからない人は、できることの把握から始めましょ。


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