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#何気ないツイートから始まる物語 (17話)〈プロボノを買って出てくれるメンバーたち〉

何気ないツイートをきっかけに、スポーツビジネス界の大物と地方都市に住む一般人であるぼくがイベントを企画・実施することになり、その後の人生に大きな影響を与えることになったことを記した、ちょっとした物語。

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前回まで
えとみほさんのゲスト登壇に続き、サッカー選手の早川史哉選手にまで思いが届く形になり、賛同してもらえたことから、勇気を得た。それと同時に、クラウドファンディングを成功させるためには、それだけではまだまだ足りないという現実も知ることになった。

サポーティングチームからプロボノ発生

ぼくが持たざるものだから、ということが一番大きいのだが、サポーティングチームの中には本当に多種多様な背景や職域の人たちが集まってくださった。

スポーツ領域に関わっている人もいれば、関わっていないけれどもビジネス界でバシバシと活動されている方だったり、大学で教鞭をとる方もいれば、公務員として身を粉にして仕事をする人、弁護士として活躍されている方もいれば、メディア関連の人もいたりして、この機会があったからこそ、繋がることができたであろう方々がたくさん参加してくれていた。

そして、サポーティングチームに属してくれた結果、各々が努力して培ってきた知識や経験をプロボノとして提供してくれる方々が多かったのもあり、クラウドファンディング自体は苦戦していたものの、非常に心強い感情を抱いていた。

プロボノ(Pro bono)とは、各分野の専門家が、職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティア活動全般。また、それに参加する専門家自身

具体的な例を上げさせて貰えば、プレスリリースの作成から投函、このプロジェクトに関連しそうな企業への営業代行、そして、メディアへのアプローチ、そして、法務的な問題に対する対処、など、ぼくだけでは解決のしようもなければ動くためのマンパワー的にも不足する部分を補ってあまりある活動をしてくれる人たちがいてくれたおかげで、クラウドファンディングというよりも、イベント実施に向けた融資のプロジェクトチームと化していた。

やったことないだらけのぼくを支援してくれる

プレスリリースの作成など、ぼくはしたことがない。したことがない、というのもそうだし、みたことすらなかった。いや、みたことぐらいはあったし、どんな情報を盛り込めばいいのかぐらいを軽く教科書的な意味で少しだけ把握していただけで、実務的に利用したこともなければ、その活用方法なども認知していなかった。何よりも作成したプレスリリースをどこかに投函する、だなんてことにも想像すらできてなかったし、それを自身が関わることになろうとは予想もしてなかった。

それを実務的に取り組んでいる方が、プロジェクト自体の情報を取捨選択した上で盛り込み、捨てては拾い、作成してくれた上で記者クラブなどに投函してくれた。

また、作成されたものをサポーティングチーム内のメンバーが保持するネットワーク(人脈)へアプローチしてくれたし、個人の信用をもとにしたメディアの中の人たちへアプローチをしてくれた結果として、複数のメディアへ掲載されるに至り、それを読んだ人たちからの反響がぼくの元へ届く、なんてことも複数回にわたって実現した。

頭を、手を、足を動かしてくれる

また、目標金額に対してどうにか到達できるように、と頭を、手を、足を動かしてくれる人たちもいた。

クラウドファンディングの支援金額を目標に届かせるためには、スポンサーになり得る組織体へのアプローチが必須である旨を議論する機会があり、岡部恭英さんという日本のスポーツビジネスにおけるブランド人を利用できる格好の機会なのだから、それに関わる事業体や企業組織に対してアプローチをかけるべきだ、といったところから、「どんな企業に対して」「何を売りにしつつ」「先方にとっての利益となることは何か」をFacebookのグループ内で意見がドンドンと飛び交った。

結果、Googleスプレッドシートでアタックリストを共有しながら、進捗を管理しつつ、互いに営業をしてみた感触や結果を踏まえた上で、次なるアタック候補に対してのアプローチを考え、実際にやってみる、といったことが行われ、結果、複数の案件で実際にイベントへの協賛(クラウドファンディングでの支援)を獲得するにまで至ることができた。

面識がある人が1割弱

ぼくに魅力があるからだとか、そんなことではなく、今回のプロジェクトに対して、その意義や意味に賛同し、同調してくれた人たちがグループ内に参加してくれるだけでなく、自らの保持しているスキルや知識を共有しつつ、提供してくれる状況になることすら、ぼくは全く想像できていなかったし、その様相はまるでオンラインサロンのそれだった。

過去にオンラインサロンへ属した経験がある中で感じたことは、いかに能動的なプロジェクトを立ち上げては走らせることができるかどうかが、グループの活動における最重要課題だといえる。そして、それを推進する人と、それをサポートするメンバーがいるかどうかでも、そのグループの存在意義が問われることにもなる。

今回のぼくが起案したプロジェクトも、クラウドファンディングも、誰だかわからないけど「おもしろそうなことやってる」と寄ってきてくれた人もそうだが、同時に、そこから声をかけて引き込んでくれる人がいてくれたおかげで本当に多くの方々に参加していただける機会になった。

サポーティングチームに参加してくれた方の中で、きちんと顔まで認知させていただいている方は1割にも満たない。大半の方とはお会いしたことはもちろん、声を聞いたことすらない方ばかりだ。

それでも「スポーツ」という共通項で同一の目標を共有することができ、その実現に向けて共に走ってくれる人たちがいてくれる。それが体感できただけでも、ぼくが立ち上げたプロジェクトは成功だったのかもしれない。

本当に多くの人に支えられ、クラウドファンディングも、08/26に終了予定だったが、08/24の時点で目標金額の50%ほどしか集まっていなかった。

次回、クラウドファンディングの目標達成

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このマガジンは何気ないツイートからでも自分の人生の幸福度に大きく貢献できるだけの行動につなげることができることを実証した内容を書いてます。何もない普通の人だとしても、勇気次第で前向きでステキな人生にできるような気になります。

地方に住む「普通の人」であるぼくが、ある業界の大物に何気ないツイートで絡んだところから、イベントを企画・実施するところまでを追ったちょっと…

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