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【報告】一時的に茶豆(枝豆)の収穫者として活動しはじめました

はじめましての方から頻繁に起こしいただく方まで、ようこそ。 どうも、えんどう @ryosuke_endo です。

このnoteでは、特に読む必要がないと感じられることかもしれないけれど、ぼくがだれかと対面して話したい”雑談”を文字化するものなので、そんな雑談にお付き合いくださる方は、ぜひ読み進めてください。

複業を取り組むことになっているのですが、日中、在宅でイスに座りっぱなしで仕事やミーティングを行うことに慣れてしまっていることと、最近は走ることだとかを懸命に取り組もうって気持ちを抱くこともなくなったので運動不足だなぁ…とか思ってたんですよね。

業務の合間に情報収集がてら(といいながらボーッと)Indeedをはじめとした求人情報を眺めてたんですよ。就職って考えは正直、選択肢としては持てていないものの、業務の合間にできる興味関心のある「しごと」ってはあるものかなぁ...とか見ておりまして。

言い方が悪くなりますが、どれもこれも代わり映えのしない求人情報なうえに「この業務内容で琴線条件これかぁ…」とか「うお!アルバイトでこの時給!?」みたいな一種のエンタメコンテンツとして求人情報を眺めては自己完結しておったところで目にとまるものが一つ。

茶豆の収穫…だと!

知らない人もいるでしょうが、ぼくが住む新潟県は枝豆の栽培面積(作付面積)が日本一を誇り、新潟市は「さやまめ(枝豆などさやのある豆)」の購入量が日本一だってのが過去に農林水産省と総務省の調査結果から出ております。

さらに、新潟県で栽培されている枝豆の種類は約40種類と豊富なうえ、風味や食感などの本格化する時期が微妙にずれているため5月から10月までの長期間、おいしい枝豆を食べることができるんですよね。
中でも薄皮が薄茶色なことから茶豆と名付けられている品種が「新潟茶豆」。もちろん、大好き。

運動不足の解消も含めて、やれるといいなぁ…とか考えながら条件を見てみると就業時間が「03:00~」

…いける!

03:00には起きてモクモクと活動をしはじめる朝型の生活をしているぼくにとってベストマッチな時間ではないか。これはもう、なんていうか啓示でしかないと明らかに勘違いをしながら眺め始めたのはいうまでもありません。

問題という問題は、このnoteを更新する時間がズレ込むぐらいなもので、別に大したことを書いているわけでもない趣味でしかないのだから問題はありません。(楽しみにしてくれている人たちがいるのだとしたら本当にありがとうございます!)

深夜帯から早朝帯にかけて一次産業に携わりつつ、運動を兼ねた肉体労働を取り組むことができますし、何なら出品するような品質ではないかもしれませんが家族で大好きな枝豆を得ることもできるだけでなく、対価として賃金を受け取ることもできる…

天啓ですな、これは。

これを書いているいま、初日を終えて心地よくも若干のツラさを実感しながらnoteを書いてます。
やってみた率直な感想を書けといわれたら以下の点。

  • 効率的で合理的な作業工程の必要性

  • 一次産業の収穫等を体験することの偉大さ

  • 業界的な課題ともいえる株式会社の参入障壁

こんなところです。ひとつずつ簡単に書いていきましょう。

  • 効率的で合理的な作業工程の必要性

労働集約によって成立させることが可能になる農業において、前例踏襲で作業や業務を行うことは必要なことでしょう。なぜなら、何もわかっていない人間が思うがままに作業を進めてしまうことは円滑な業務過程を阻害してしまうことになりかねません。

ただ、前例を踏襲しつつも効率的で合理的な作業工程を見出すよう、作業を行いながら常に考え続ける必要性を実感するのです。絶え間なく繰り返される作業のさなか、考えることは決して楽ではありません。

何も考えずにモクモクとやれれば、それでいいと考える人もいるでしょうが、労働集約的に業務を進めなければならないからこそ、作業効率を高めることは関わる人たち全員の生産性を高めることに直結します。

ゲーミフィケーションといえばそうだと捉えることもできますし、むしろそうやってゲーム的に取り組むことこそが農業のような業態にこそ必要な思想であり要素なのだろうと強く実感した次第です。

  • 一次産業の収穫等を体験することの偉大さ

ぼくが体験したからこそ、子どもたちにも体験してもらいたいと思ったのです。

別に汗をかくこととか、汗をかいて収穫をすることで農家に感謝しろとかお仕着せな考えを植え付けたいわけではありません。

おいしいと思っているものがなぜおいしいのか。

出荷されるまでの工程や過程をみることは世界を広げてくれます。正確にいえば、目に入ってくる事柄の粒度が高くすることが期待できます。工場見学で製造過程を知ったことから、好きな製品がさらに好きになったりするのと
同じでしょう。

食卓に並ぶまでの調理過程や購買もそうだし、購買する前の売買や商談、品評に収穫や植え付けなどの全行程を体験把握することで「流通」を知ることができます。

マーケとかデジマとか略して使っているような人たちは、本当に製造過程や流通を考えているのか、知っているのかを問い直し、これまで自分がとってきた姿勢は製品やサービスにとって適切なものだったのかを見つめ直すこともあっていいでしょう。

今回、ぼくが収穫等を体験することは流通を理解する上での必然的な要素だと実感することができたのはいうまでもありません。

  • 業界的な課題ともいえる株式会社の参入障壁

一方、農業会へ株式会社が参入できない(特例で認められている自治体はあるものの日本全体としては株式会社が農地を購入することが認められていない)現状は、いつまで経っても効率的で合理的なビジネスとしての農業が確立されないことを増長しつづけているといえます。

機械化されているとはいえ、その機械を購入するのは「個人」であり、規模を利用した収穫等を行うことができないのが実情です。

各農家が個別に施策を練り、卸売業者に買い叩かれながら利益の確保に苦しんでいる現状は一生懸命にやろうと思えば思うほどに苦役を強いることにしかなっていない。ましてや農家の担い手が高齢化していることもあり、国家事業としても課題が山積されているものの、上記したように株式会社の農業参入は大きな大きな障壁があります。

それなりの規模を株式会社が一括で賄ったほうが効率的で合理的な運営ができるはずなのに、個別の運営努力に委ねるしかないって現状はどうも歯がゆいものがありますし、全体的な生産性を著しく損なっているのだろうなと実感することにもなりました。

そんなわけで、これからもHarvester(収穫者)としての活動を行っていくわけですが、日中、昼寝とかしてしまいそうですし、何なら昼寝のせいでオンラインミーティングをすっ飛ばすなんてこともやってしまいかねません。

もし、もし仮にそうなったらごめんなさい。

ではでは。

えんどう

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