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#何気ないツイートから始まる物語 (15話)〈えとみほさん登壇へ〉

何気ないツイートをきっかけに、スポーツビジネス界の大物と地方都市に住む一般人であるぼくがイベントを企画・実施することになり、その後の人生に大きな影響を与えることになったことを記した、ちょっとした物語。

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前回まで
共通の場所としての『スポーツ』として、いろんな人たちが参加してくださったおかげで、クラウドファンディングを行うにあたり、共犯者と呼べるだけの仲間を増やすことができた。つまり、このイベントに関わる当事者を増やすことができたのだ。

クラウドファンディングは広報・広告ツールでもある。企業はもちろん、個人事業主であっても、無料サービスを利用してWebサイトを持つことは容易になってきたが、今回のようにイベントプロジェクトを立ち上げるなどと言った場合、有志で仲間を集めて行動することが多くなるため、Webサイトをわざわざ立ち上げる労力も経費もかけられない。そんな時にはクラウドファンディングを利用することで"それらしい"ページを作成することができる。

実際のプロジェクトページの一つ(FAAVO)

Webサイトは企業でいうところの「営業」だ。訪問してくれた人に対して、プロジェクトの目的から始まり、内容、ここに至るまでの経緯、支援に対する返礼の内容など、本来的に起案者が口頭や資料などを用いて説明するところをテキストや画像、動画を用いることによって、丁寧に説明ができる。

何よりも今回、提供するイベントの内容、ゲストはとても豪華だ。

新潟市出身で、ARスポーツHADOを生み出し、世界へ勝負を仕掛けている福田浩士さん。

新潟にはサッカーの専門学校で指導者としての知識とコネクションを構築する機会として住んでいた時期がある河内一馬さん。

ここに岡部恭英さんが加わる形だ。(当初はさらにゲストが登壇を予定していたものの、日程の関係で都合が合わず、断念することとなったが、そのゲスト陣(複数)も非常にスポーツに縁のあるすばらしい実績と功績のある方々だったのは言うまでもない。)

そんな今回のプロジェクト、思わぬ形で登壇するゲストが増えることになったが、それもクラウドファンディングがきっかけだった。

えとみほさんもゲストへ

えとみほさんこと、江藤美帆さん。個人で所有する写真を売り買いできるSnapmartの創業者であり、IT界でライターをされていたこともあるIT業界では有名人だったが、熱狂的なJリーグサポーターであることも知られていた。2018年には栃木SCへ加入し、サッカークラブの中の人となり、クラブシステムのIT化の推進や、マーケティング面で活躍をする人となった。

『IT』や『地方』、『スポーツ』の3つの領域を跨ぎながら、その苦労の過程や魅力をつぶさに発信をしている彼女は、実務として理想と現実に向き合い続けている当事者だ。そして、今回のイベントは Twitterでぼくと岡部さんとの邂逅が起こったことに起因するわけだが、えとみほさんを相手にしても同じことを繰り返してしまった。

ぼくも決してITに詳しいわけではないのだが、過去に実務として取り組んでいた時期があったことから、えとみほさんがクラブ内で取り組む内容だったり、クラブに加入する前にも発信されている内容に対して自分なりの意見や質問をぶつけるようにしていたこと、そして、それに対してえとみほさんも応答してくれていたこともあり、声をかけること自体、それほど心理的な敷居を感じることはなかった。

声をかけたのはクラウドファンディングを公開(正確にいえば、3媒体の内1つを公開)した直後に、えとみほさんが以下のツイートをしていたことに端を発した。

これは、栃木SCが新潟までアウェイで試合をしにきていたのだが、結果、栃木が3-0で勝利した後に、新潟に来るのを躊躇していたであろうことを吐露したツイートだ。

これに対して、まったく脈絡もないのに、宣伝をする意味でツイートで話しかけ、岡部さんにメンションを飛ばしつつ、「きてくださいよ」と依頼をしたところ、岡部さんからもえとみほさんを誘う形になり、結果、正式にオファーする件となった。

すると、ちょうどイベント当日はクラブがアウェイ(京都)へ遠征となっていたため、予定が空いていたこともあり、当初はイチ参加者として参加してくださる予定だったところをゲストとして登壇してもらえる形になった。

主催者として、まったく脈絡もない状態で誘ったわけではなく、事前に河内一馬さんのブランディングに対する考え方に対しての意見を書いたnoteを書くなどしていたこともあり、当日、会場で二人のやりとりが見れることを想像したところ、非常におもしろそうだと感じたこともあり、お声がけした。

これが正攻法的な誘い方ではないのは重々承知している。岡部さんが誘い込んでくれなければ、ゲストとしての登壇はなかったかもしれない。

それに、このように声をかけて誘ってしまうことは、イチ参加者として楽しみにしていた機会を潰すことにもなっているため、言ってしまえば彼女の当初抱いていた感情を無視してしまったことにもなる。

それだけ自分がイベントでの集客に対して必死だったのもあるし、なんとか注目を浴び続けられるような方法は何かをもし続けていたのだ、と振り返っている。それだけの不安を抱えていた。クラウドファンディングを開始させたことに対しての心理的な負担が大きかったからとはいえ、無理やりにお誘いする形になってしまい、えとみほさんには大変恐縮だったものの、当日を終えたものとして、えとみほさんが参加してくれたおかげでいろいろな視点で内容が膨らむこととなったので、本当に感謝している。

ありがとうございました。

次回...ある選手の元へも届く

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このマガジンは何気ないツイートからでも自分の人生の幸福度に大きく貢献できるだけの行動につなげることができることを実証した内容を書いてます。何もない普通の人だとしても、勇気次第で前向きでステキな人生にできるような気になります。

地方に住む「普通の人」であるぼくが、ある業界の大物に何気ないツイートで絡んだところから、イベントを企画・実施するところまでを追ったちょっと…

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