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スポーツの「競技以外の魅力」

 スポーツ観戦が好きな人にはわかってもらえるきがするのですが、ぼくは試合開始前のスタジアムやアリーナの雰囲気、大好きです。何度か足を運んだからこそ、感じられるようになりましたが、初見の方や未体験の方にもみに行ってもらえるような誘い方ってどうやったらいいのかなぁ、と少しだけ考えてみます。

 「これから始まるぞ」って、「どんな試合になるんだろうな」って、期待感が大いに高まってる中に、少しの不安感も覗かせつつ、それでもホームチームを応援する人たちの信頼感が満ち溢れてる会場の雰囲気に、アウェイ・ビジターチームの応援をする人たちの気持ちも交差してるところなんて最高です。

 あの雰囲気って、映画や舞台の舞台挨拶みたいなもので、俳優の方々と芝居や物語に惹かれて観にきたお客さんたちの気持ちが入り混じってるところに、思わず飲まれてしまえば、一気に興奮度が高まります。

 スポーツも競技面が大事なのは言うまでもありませんが、クラブが存続している以上、リピーターの確保と新規の方々の確保を同時にやらなければならない状況な訳で、それって割と大変。

 何でもかんでもお客さんの言うことを聞いていればいいってものでもないし、かと言って無視をするわけにもいかない。クラブの中の人たちが当事者としてクラブを運営する側、維持・管理する立場であるのならば、クラブを応援する人たちは、クラブが存続・発展するための当事者だとも言えます。

 両者がどちらも尊重し合える関係が構築され続けていけば、自ずと「地域性」「土着性」といった「愛着」が育まれていくのでしょうし、そうなる世界を目指して、各種スポーツのリーグもクラブもサポーターやブースターも懸命にやっているのだと思っていますし、それを知ってるつもりでもいます。

 そんな中、特にサッカーやバスケットボールに興味や関心がない我が家の長男が一平くんに惹かれてサッカー観戦に行ったのを機にして、「あぁ、なるほど。」なんて思ったものです。

    我が家の長男は競技に対しての興味・関心は皆無で、「やりたい」と申し上げることは一切ありません。強いていえば「野球よりサッカーの方がいい」というぐらいなもの。B.LEAGUEの試合を観に行っても2nd Legまで観れればいい方で、基本的に彼は(次男もそうですが)“スポーツを観に行きたい”とは思ってません

    ぼくが観に行きたいと思ったところへ連れて行こうか、なんて考えるは考えるのですが、無理やり連れて行ってもお互いにツラい思いをしながら観るのもイヤだし……などと考えて及び腰になっておりまして、彼らが食いつくような“キッカケ”があればいうことはないんだけどなぁ……と。

    先日、一平くんが愛媛から新潟へ来てくれるとの情報を得て、一平くんが大好きな我が家の息子たちに「会えると思うよ」なんて声をかけたら即座に乗り気に。

    サッカーに対してのエンゲージメント(愛着心や思い入れ)は一切ありませんが、一平くんに対しては深いエンゲージメントを抱いてましたから、エンゲージメントが生まれれば足を運びたくなるんだなぁ、なんて実感した次第です。

   特に一平くんが長男に対して『約束』をしてくれたのはスゴくすばらしいと思うんですね。

    これを伝えた後の長男の表情が、ものすごくイキイキとしたものになり、和かな笑顔になったのはいうまでもありません。これによって起こったことは『一平くん、大好き!』と『サッカーおもしろい!』でした 笑

    二つ目は完全にオマケでしょうが、将来のお客さんにとって『約束』はすごく大きな価値のあるもので、『約束を果たすために』なんとか頑張ろうとします。もちろん、できる内容は多くはありません。多くはないものの、『約束をしたから〇〇をする!』と、どうにかして一平くんに会う“約束”のためにガムシャラに生きます。

    これで約束が果たされた際には、ぼくたち大人で言うところの“生きがい”や“糧”になるのだろうことは言うまでもありません。

    スポーツは結果が見えないエンターテイメントである以上、容易に約束をできるものではありませんし、約束を果たすのも一苦労です。

    ただ、上で書いたように、関わる人たちが須(すべか)らく約束をしあえる関係になり、それを当事者として果たそうとする過程を共有できるようになれば、そんな人が増えれば……理想論かもしれませんけど、我が家の長男と一平くんの間で約束が取り交わされるのだから可能な気もします。

    スポーツにはそれを生み出す土壌や条件が揃っているはずだし、中の人たちは重々承知なのだと思いますし、すでにやっているのだと思いますが、それにしたって周りにいる応援、支援する人たちも同じような気持ちで“約束をする当事者”にはなれるはず。

    それもスポーツの楽しみ方の一つですよね。


    今日もお読みいただき、ありがとうございます。約束ってのはいいですね、なんだかホクホクします。

ぼく:遠藤 涼介/Endo-san (@ryosuke_endo)

#スポみら (元 #スポーツの未来に僕たちができること )オーガナイザー。 第一弾、新潟経営大学イベントの資金調達を目的に行ったクラウドファンディングは3サイトで募集し、すべて目標達成(総合達成率140%)#新潟 を #前向きな空気の溢れるエリア にすべく活動中。

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