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病理医をしながらの日々思うこと

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職場にまつわる様々な話題をトレンドを意識しながら書いていきます.
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記事一覧

サンプル:「具体例から始めてみよう!」

具体例から始めてみよう!こんばんは!どどたん先生です!さて,この本は病理診断に関するあれ…

どどたん
4年前
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病理後期研修医と病理診断専門医の実力と研修について

とりあえずこういう記事を書こうと思ったきっかけは その中の一連のツイートで種々の意見が展…

どどたん
4年前
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病理診断における見えないものを見ることの大切さ

# ○に見えるものたとえば ○ があったとして,これはジュースですと言われると,じゃあコッ…

どどたん
4年前
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医師の働き方改革

昔膵臓子氏と医師の働き方改革について話をしたようなことを思い出した.そのときには何を喋っ…

どどたん
4年前
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予後や治療方針が変わらない場合に組織型細分類にはどんな意義があるのか

# 実地臨床の枠組みの中における病理診断の意義病理診断はたぶん重要そうだ,ということを大体…

どどたん
4年前
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どどたん先生の実況中継:異型 atypia と異形成 dysplasia について

異型と異形成は間違えやすい異型は英語で atypia, 異形成は同様に dysplasia と訳される,とい…

どどたん
5年前
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どどたん先生の実況中継:病理診断のトレーニングについて

病理診断の研修の厳しさを語る!!イマドキの病理医に必要な資質をどどたんせんせが語れるかはさておき,一言でまとめると内科医的な要素>外科医的な要素でどちらも必要といえる.実際問題としてどちらかが極端にかけたら,病理医としてやっていくのはかなり厳しい. まあ,実際そういう資質のある人が病理にやって来るかどうかはさておき,求められている人材というのは得てしてそういうもの.よく昔言われていた,対人的に難しいから病理が向いているというの今の流れからというと適切とは言い難い. それは

どどたん先生の実況中継:病理医が臨床医に何を求めてるか

はじめのはなしこれから話をすることはかなり主観が入る,というよりも病理医の間でも見解が違…

どどたん
5年前
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技師を甘やかすと仕事をしなくなる

#ちょっと変わった話 ちょっとこれから変わった話をします。おそらく気分を害する人がいるか…

どどたん
5年前
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なぜ医師はインフルエンザの検査をしたがるのか

# インフルエンザの検査の是非について どどたん先生が昔なんちゃって内科医をしていたときは…

どどたん
5年前
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病理診断科における労働衛生 part 3

からの続きです. # 自己研鑽と労働 ~ 目には見えない過労 通常は感染症などの問題をとりあ…

どどたん
5年前
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病理診断科における労働衛生 part 2

からの続きです. # 法律により環境が大きく変化した どどたん先生が病理に入る前のことです…

どどたん
5年前
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病理診断科における労働衛生 part 1

# 実は病院の中で病理は一番危険な場所 今回は病理診断科における労働衛生のお話です.我々は…

どどたん
5年前
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我々病理医が診断するときに考えていること

このノートでは病理医が標本を診断をしているときに考えていることを書いて出してみます.このマガジンでは病理学の知識の詳細には突っ込まずに一般的なことを中心に書いていきます. # 標本を見る前から なにごとも準備が重要です.これは病理診断に限ったことではないのですが,そもそも標本を見る前からスタートしているのです. ごく当たり前のことですが,そもそも標本として顕微鏡の前にあるという時点で一般的な人から外れています.普通の人は病院に来たりはしませんし,ましてや生検(組織の一部