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サブスク・ファンクラブに向かない写真でサブスクをやるのは徒労か否か。

これは、ちょっと最近話した内容を整理したもの。

DOCTRINEではZINEとして紙の出版物を中心に活動しています。
併せて、とらのあなが運営する「Fantia」というサブクスリプション制ファンクラブサイトでもかなり消極的にコンテンツを出しています。
月額500円に設定したファンクラブ機能で、不定期にお蔵入りや紙の出版をした際の差分写真、また印刷には向かない写真などを公開しつつ、PDFをダウンロード販売をすることもあります。

ファンクラブサービスは更新性が重視されがちです。
ただ、フォトグラファーは撮影現場を組み作品を撮らない限りコンテンツは生まれないため、アイドルやアダルト分野で活動する女性ファンクラブのように自撮り写真を毎日のようにアップロードするようなめまぐるしい更新感はありません。
もう少し端的な表現をすればFantiaというサービスは「アダルトでないと収益化が難しい」プラットフォームなので、そういう方向を目指していない時点でマッチしていない事実もあります。

Fantia自体はクリエイター支援目的のサブスクなので、極論1年間ずっと活動報告だけに留め純粋な支援として課金してもらってもなんら問題はないのでしょうが、即物的な成果を期待している人がいたのならサブスクでお金を払い続けたくはないですよね。

また、別軸の話としてFantia(=とらのあな)より、8月から写真や動画のコンテンツ配信ではサービス手数料がアップするとの案内がありました。
そもそも500円満額受け取れたにしてもあってないような収益、その目減りというのはなんだかしょっぱいですね。
手数料が上がったから値上げしますというのも気がひけます。
重ねてのそもそも論ですが、撮影を1本組むには平均10万円ほどかかるので当然サブスク収益では活動しておらず純粋な自己資本から予算編成しています。
そういう意味で、いまいち活用し切れていないので今後続けるべきか否かは悩ましいところ。
noteまでサブスク「メンバーシップ」サービスを開始している状況でちょっとうんざりしています。

プラットフォーム・サービスに合わせてコンテンツの性質や目的を変えてしまうというのはまったくあり得ないことなので、このサブスクとどう向かい合うか難しいですね。

余談
フィーチャーフォン(=ガラケー)時代に働いていた会社では、いくつものキャリア公式サイトでサブスクビジネス(当時は「月定額制」呼称)をして儲けていたので、このコンテンツビジネスの仕組みやマネタイズについては理解しています。

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