オモシロ英語表現をカナダ産アニメのタイトルで見つけた(”Something’s fishy”)
Netflixで配信中のカナダ産アニメ「Star Beam」の第一話「あやしいにおい」について。
こういうことがあるから、やはり英語のアニメや英語のドラマはなるべく背伸びでも英語で鑑賞すべきです。
日本語では「あやしいにおい」とタイトルされていますが英語の原題は”something’s fishy”です。ぜんぜん違いますよね。
ではこのsomething’s fishyとは何なのか?
劇中には、悪臭を振り撒きながら街を彷徨う実にいやらしい悪人が登場する回です。ということは、やはり「あやしいにおい」という訳でもよいのでは?と思わせつつ、こういうときにちゃんと調べると、面白いことがわかります。
Something’s fishyとは、
「サカナのような匂いがする」という意味ではありません。
「(契約内容や、人物の挙動などが)なにかうさんくさいぞ!」という意味です。日本語でも怪しい提案について、「なんとなく、匂うんだよね、、、信用おけない気がするんだよね」と、匂いに絡めて言いますよね。それがfishyと、魚に関連したコトワザになっているのは西洋圏らしさを感じます。
つまりこのエピソード、登場する悪役が、海賊の格好をした見るからにウサン臭いワルモノ、なのですが、本当にサカナ臭いガスを振り撒いて迷惑をかけてくるダジャレキャラ、というところでしょうか?
となると、この「あやしいにおい」というエピソードのタイトルも、
「なにかにおうぞ?!」とか訳したほうが原語のイメージに近いのでは?自分が訳すならそうしてみたいな。
とか、あれこれ考えてみると、
たかが子供向けのアニメからも英語ウンチクが学べてとてもよいことではないかと思うのでした!そうです、Netflixアニメ10分見るだけでも英語について語れるネタはワンサカ仕入れられるのです!
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