【引きこもりの底力】ゲーム脳を人生に生かすこと【現役医師が解説】
まず,この記事はゲーマー以外読まない方がいいです.おそらく理解できません.
ゲーマーは,引きこもってゲームの世界に熱中するばかりで,スポーツ好きに生まれる運動神経もないし,読書好きに生まれる学びも,アウトドア好きに生まれるインスピレーションもなく,経験的価値が少ないため,人生において無駄な時間を過ごしてきた存在のように思われます.
※ゲーマーの定義:平均以上にゲームを愛好していれば,それはもうゲーマーという認識です.
私もゲーム好きでしたが,自分の価値を考えたとき,「これまでゲームに費やしてきた時間を,何か一つでも他の経験に当てていたら,もっと質のいい人生を送れていたかもしれない」と思っていました.
しかし,大学(医学部)の途中から,ゲーマーの自分にしかない特性が,人生に生かせること,というか,無意識に生かせていたことに気づきました.
今回は,ゲーマーが持つ考え方の特性(ゲーム脳)を人生に生かす方法を解説します.
ゲームにハマった経験がある方で,自分の持ち味を生かして他人と差をつけたい,と考えを少しでもお持ちなら,今回の記事を読んでみてください.
記事を書く私は,現役医師(循環器内科),新米ブロガー,ゲーマー,引きこもりです.
■ゲームとリアルの違い
ゲームは,リアルと違って,行動とその結果の関係性が明確なんです.
例えば,オセロ.
オセロで角をとることは,明らかにゲームを優勢にさせる行動ですよね?
必ず勝利という結果をグッと近づけます.
では,人生を明らかに優勢にさせる行動って,何ですか?
わかりませんよね?
リアルは,仕組みが複雑なんでそう簡単にはいきません.
■ゲーム脳を人生に生かす
ゲーマーであるからには,人より多くの時間をゲームに費やすはずです.
なぜ,時間を費やすのか.
それは,先ほど述べたように,時間を費やした結果がわかりやすいからです.
この原動力や考え方は,ゲーム以外にも生かせると考えています.
■ゲーム脳の行動➀:レベル上げを愚直にこなす
例えば,レベルのシステムは様々なゲームでみられます.
RPGをプレイしているとき,ダンジョンクリアやボスの踏破ができないならば,レベル上げをするでしょう.
それも,クリアできるまでひたすら愚直に.
この根底には,レベルは裏切らない,確実にステータスが上がる,という結果が見えているからです.
結果が見えているから,頑張れるのではなないでしょうか?
ゲーマーのあなたが,人生において,こういった愚直な積み上げができていない場合は,行動の効果が見えないからではないでしょうか?
では解決策は簡単です.
何らかの形で行動の結果を可視化ないし体感してみてください.
例えば,私の人生を例にすると
➀病気の対応を勉強する →その通りに臨床現場で実戦 →勉強した通りに患者さんが良い転帰を迎える →勉強に価値があった! →楽しくなって,もっと勉強する
➁ブログを書き進める →アクセス数が増える,コミュニティが広がる →楽しくなって,もっとブログを書く
こんな感じです.
いずれも最後は,結果が見えたことで楽しくなり,また次の行動を起こす原動力になっています.
結果が見えづらい行動や我慢の期間が長くなる行動もありますが,自分のモチベーションを維持するため,行動結果の可視化や体感は.ゲーム脳にとって非常に有用です.
■ゲーム脳の行動➁:事前に攻略情報を得る
ゲーマーの中には,ただやみくもにゲームをやるわけではなく,攻略サイトなどを見ることで,(ゲームにもよりますが)事前に攻略情報を得てからプレイする人も少なくないはず.
先に述べたレベル上げを例にしましょう.
レベル上げをしたい場合,より経験値の高い敵を探し求めて,効率の良いレベル上げを心掛けませんか?
村Aの周りだと獲得に1時間かかる経験値を,村Bの周りだと30分で獲得できる.(敵は倒せる前提)
絶対に村Bの周りでレベル上げをしますよね?
(この例は攻略情報というほどではないですが)
要は,事前のリサーチによる行動の効率化です.
これも,結果が見えやすいゲームだからこその行動かもしれませんが,リアルでも事前リサーチはある程度できるはずです.
例えば,私は,医学書で勉強する時,まずざっと本屋で関連書籍を5, 6冊立ち読みします.
そして,「これは読んだら,自分の医師としての力になるな」と判断した本を購入し,読みます.
めんどくさがりの私は,無駄な行動が嫌いなんです.
だから,ゲームもリアルも攻略情報はしっかり調べる派なんです.
本を読み終わってから,「んー,大して勉強にならなかったな」とか,「なんとなく勉強になったかな?」,程度の感想で終わらせたくないんです.
それは私的には攻略ミスです.
めんどくさがりゲーマーのあなた.
めんどくさいからこそ,リアルでも事前のリサーチをおざなりにしないようにしましょう.
ゲームの世界ではそうしてるでしょう?
■ゲーム脳の行動➀+➁:攻略情報のおかげでレベルが順調に上がり,ゲーム内ランキングが上がる快感
攻略情報を元に愚直プレイを重ねることで,ゲーム内ランキングを押し上げたりできた経験はありませんか?
事前リサーチ→愚直な行動→行動結果を体感して再び愚直に行動
これを繰り返すだけで,トップランカーは無理でも,高水準のプレイヤーになれるはずです.
それが快感となり,また次の行動のモチベーションとなるのです.
■反論予想:「どれもこれも,ゲームは楽しいからできるんだよ!」
それはそうなんです.
ゲームには,美麗な視覚情報や心を動かす音楽・BGMなどがあるから,リアルにない楽しさがある.
楽しいから,上述の行動をとれるんです.
ゲーム脳を生かすために楽しむこと"は必須なんです.
■楽しむってなんだろう
私は,楽しむこととは,「達成感」とか「成功経験」を得ることなんだと思ってます.(今のところ)
そして,ゲームの世界で達成感を得られているあなたなら,リアルで達成感を得る方法は,必ずあると思います.
だって,(プロゲーマーは除きますが)基本的にゲームをプレイすることは一銭にもならないのに,リアルであれば,何かの成功には実益すらついてくる可能性があるんですから.
つまるところ,私が考えるゲーマーとは
挑戦・行動の結果から,快楽にも近い達成感を得られ,その成功体験からまた次の行動に移せるような人
です.
実益のないゲームに時間やお金を費やすことができるんです.(ゲーマー批判じゃないですからね汗)
リアルでの達成感を覚えれば,とてつもない行動力・集中力を発揮できると思いますよ.
注意:どうあがいても達成感を得られないタスクにぶち当たったとき.そこにゲーム脳を生かすことはおそらく無理なので,さっさとこなすか,逃げるかしましょう.
■まとめ
ゲーム脳を人生に生かすには
・達成感を感じられることをタスクとする,もしくは,タスクに達成感を見出す
・行動結果を可視化したり体感するようにする →モチベーション爆上げ
・事前リサーチして行動を効率化する →同じ行動量でも結果が高水準に
私自身,学生時代の医学の勉強や,医師になってからの臨床の勉強,資産運用の勉強など,さまざまなタスクの積み上げに,ゲーム脳を使ってます.
このゲーム脳を活用できれば,ゲームと一緒で,"ハマっている"時は,本当に疲れも忘れて集中できますよ.
ゲーマーの方,是非試してみてください.
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