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3Dプリントの可能性 : 組み立てることなく,くるくる回る製品を成形できる
ギアとかヒンジとか,可動部品って,消耗品ですよね.便利な部品である反面,摩耗したり壊れた時の不便さには困りものです.そんな時,3Dプリンタの出番かもしれません.
あれっ,3Dプリンタは,ヒンジのような可動部品を成形することができたっけ?
というわけで,それを確認するためのサンプルデータがないかなと思って,3Dモデルギャラリーサイト:Thingiverseを覗いてみました.
はい,ありました!
![](https://assets.st-note.com/img/1675284789495-2W23zES5N9.jpg?width=800)
MakerBot社が3Dプリンタ用のサンプルモデルとして提供してくれていて,これがまた,すこぶる良くできているんです.
スケールを大きくしたり,より早くプリントしたいが故に設定を変更しまくったので,失敗してしまいました.
![](https://assets.st-note.com/img/1675285005539-IVvE2H34mr.jpg?width=800)
1回目のプリントから,早くプリントしたいからといって,ライン幅やレイヤー高さを大きな値にすることは良くないことの証明ですね.
最初は,プリンターメーカーの経験を信じて,プリンタメーカーが提供するスライサーソフトのデフォルト値で出力してみる.
![](https://assets.st-note.com/img/1679356811414-V39ekkJOzH.jpg?width=800)
3Dプリントが終了し,プレートからショベルを引き剥がしたら,そのままでジョイント部をくるくると回すことができるんです!組み立てレスですよ,凄くないですか!?
① 絶妙に設計された回転部分のクリアランス
② 良く検討したヒンジ部と積層方向
この2点が完全になされて始めて実現するデザインだと思います.大変参考になります.
消耗部品と割り切って,耐久性があまり問題にならない部位において,3Dプリントした回転ジョイントは,電子工作で大活躍すること間違いなしですね!モーターを組み込めば,簡単に動かせる様になります.目指そう,完全オリジナルの電動ミニカー製作.
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