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3Dプリントの可能性 : 組み立てることなく,くるくる回る製品を成形できる

ギアとかヒンジとか,可動部品って,消耗品ですよね.便利な部品である反面,摩耗したり壊れた時の不便さには困りものです.そんな時,3Dプリンタの出番かもしれません.
あれっ,3Dプリンタは,ヒンジのような可動部品を成形することができたっけ?

というわけで,それを確認するためのサンプルデータがないかなと思って,3Dモデルギャラリーサイト:Thingiverseを覗いてみました.

はい,ありました!

小さいショベル

MakerBot社が3Dプリンタ用のサンプルモデルとして提供してくれていて,これがまた,すこぶる良くできているんです.

スケールを大きくしたり,より早くプリントしたいが故に設定を変更しまくったので,失敗してしまいました.

失敗作

1回目のプリントから,早くプリントしたいからといって,ライン幅やレイヤー高さを大きな値にすることは良くないことの証明ですね.

最初は,プリンターメーカーの経験を信じて,プリンタメーカーが提供するスライサーソフトのデフォルト値で出力してみる.

3Dプリント成功 ショベル

3Dプリントが終了し,プレートからショベルを引き剥がしたら,そのままでジョイント部をくるくると回すことができるんです!組み立てレスですよ,凄くないですか!?

① 絶妙に設計された回転部分のクリアランス
② 良く検討したヒンジ部と積層方向

この2点が完全になされて始めて実現するデザインだと思います.大変参考になります.

消耗部品と割り切って,耐久性があまり問題にならない部位において,3Dプリントした回転ジョイントは,電子工作で大活躍すること間違いなしですね!モーターを組み込めば,簡単に動かせる様になります.目指そう,完全オリジナルの電動ミニカー製作.


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