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3Dプリンタを買うなら,外せない仕様は?

リア充,働き方改革,QOL(生活の質)とか色々言われて,他人の評価ではなく,『自分自身の幸せコンパスが示すままに生きていきましょう』的な書籍が溢れている...そんな小難しいことはさておき,3Dプリンタを買ったら,何か作りたくなって,結果的にQOLがプチ向上します.

3Dプリンタの仕様

3Dプリンタ購入時に確認しておきたい仕様について,まとめておきます.
1.印刷サイズ:自分がどのような部品や成形物を作成したいのかをよく考えて,どれくらいの大きさのものが出力できればいいのか.
2.精度:最小積層ピッチがどれくらいなのか.一般家庭でのちょっとした小物製作なら,0.2mmで十分.
3.材料の種類:PLA,ABS,ゴム...強度や耐久性を鑑みて決める.一般的なちょっとしたフックやスタンドなら,PLAでOk.
4.印刷速度:あまりに遅いのはやめた方がいい.60mm/s以上は欲しい.
5.オートレベリング機能(自動でテーブルが水平になるように調節してくれる)があるかどうか.手動でやった方が良いが,自動でできたら便利なのは確か.
6.メニュー表示画面:成形物のファイル名のみでなく,液晶画面で形状がラフに表示されると間違わなくて済む.タッチパネルならなおベター.
7.印刷経過%および残り時間の表示:めっちゃ助かります.
8.印刷状況確認用カメラ:私の中ではマスト!
9.スライサーソフト:そんなにこだわる必要はない.

私がこだわったのは,以下の2点

1.筐体があるかどうか
めちゃくちゃ豪邸に住んでいて,プリンタ専用の部屋があるならいざ知らず,リビングや廊下の端っこに置くことになるなら,オープン型ではなく,しっかりと覆われているものをお勧めします.
筐体で囲われていると,まず静かです.そして,決定的なのは臭いです.特にABSなどの材料を成形する場合,ノズル温度が260℃以上という高温で熱せられるため,非常に臭い.長期に渡って,それを吸ったデータがまだ多くないため,どの程度の健康被害なのか分かっていませんが,空気清浄機を近くで動作させてみると,窓を空けていてもよほど風通しを良くしない限りはセンサーがずっと赤印(空気が汚れているサイン)のままです.

2.内蔵カメラ
ペアリングしておくと,スマホやiPadから印刷状態がリアルタイムで,遠隔で確認できてしまいます.

3Dプリンタ内蔵カメラからのリアルタイム映像

いちいちプリンタのところまで行って,失敗していないかを目視していましたが,カメラがあればいつでも外出先からでもプリント状況を確認することができます.これマジで超便利です.内蔵カメラなしのプリンタは,次買うとしても,私は購入候補から外しますね.

その動画を保存しておけば,後で加工してタイムラプス動画をSNSなどでアップすることもできます.

もし,カメラで印刷失敗を確認したら,リモートプラグでスマホからプリンタを強制電源OFFすることもできます.

これで,プリンタ稼働中でも,プリントを一時停止することなく,外出できるようになりました.

どんどん便利グッズをデザインして小物をプリントしよおっと.でもなぜか100均に小物を買いに行ってしまうのは何故だろう...他の人のデザインを勉強するため(言い訳です.アハハ).


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