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トランプ元大統領銃撃事件-発射された銃弾は8発(容疑者)+1発(狙撃手)-最初の銃声から6秒後に容疑者は狙撃され死亡

2024.7.14

元FBI特別捜査官が確認
トランプ暗殺未遂に使われた「銃弾の軌跡」をカメラが捉えていた


ドナルド・トランプ前大統領の暗殺未遂事件に使われた銃弾の軌跡を、米紙「ニューヨーク・タイムズ」の写真家が捉えていたと同紙が報じている。トランプの頭部を弾丸がかすめた決定的瞬間の写真だ。

同紙の取材に応じた元FBI特別捜査官のマイケル・ハリガンは「発射物による空気の変異を示している可能性がある」、「耳をかすめるには角度が低いように思えるが、銃撃犯が複数発の弾丸を発砲したとすればありえない話ではない」と述べている。

撮影したダグ・ミルズは1秒間に最大30フレームの画像を撮影できるソニーのデジタルカメラを使用しており、1/8000秒のシャッタースピードで撮影していた。

犯人の男性はAR-15型自動小銃を使用していたとされる。ハリガンによればAR-15の弾丸は秒速3200フィート(約975m)で、シャッター速度が1/8000秒であればシャッターが開いている間に4/10フィート(約12センチ)飛ぶことになる。

「通常、弾丸を撮影するカメラは特殊なものを使っており、今回の写真のように横方向の軌道にある弾丸を写真に捉えるのは100万分の1の確率です。弾丸が飛んでくるとわかっていても、捉えるのはほぼ不可能です」とハリガンは語る。

そのうえで、「状況を考えて、これが銃弾の軌跡でないとすれば、他に何の可能性があるのか私にはわからない」と、これが銃弾である可能性が非常に高いことを認めている。

トランプ前大統領の左肩の上部に、白い銃弾の軌跡が写っている
Photo: Doug Mills / The New York Times

銃撃事件の発生直後から、マスメディア各社が撮影した映像やSNSに投稿された動画に記録された(銃口から発生する)銃声と(銃弾が音速を超える際に発生する)衝撃波(ソニックブーム)が解析され、トーマス・クルックス容疑者の銃から先ず3発、続いて5発が発射されたとインターネット上で囁かれていましたが、容疑者に向けて狙撃手が撃った銃弾の数も公表されておらず、不確実な情報でした。

その後、容疑者の遺体の周りに薬莢が8個転がっていた等とペンシルベニア州の警察トップやFBI長官が発言・証言した結果、トーマス・クルックス容疑者が銃撃を開始してから死亡するまで、6秒足らずの間に撃たれた銃弾の数は、容疑者が8発、狙撃手が1発であることがわかりました。

容疑者が使用した銃は改造(疑似オートマチック化)されていないようですが、短い間隔で発射された終りの5発に比べて長い間隔で発射された始めの3発のうち、1発目がトランプ元大統領の右耳に当たったようです。

演壇の後方にある二つの建物の屋根の上に狙撃手が2名づつ配置されていましたが、北側の建物の屋根からは樹木が邪魔して容疑者の姿を見通すことができなかったため、南側の建物の屋根に配置されていた狙撃手が1発で容疑者を射殺したそうです。

尚、一連の騒動でシークレット・サービスのトップが引責辞任しましたが、夥しい数の銃火器が国中に偏在し潜在的な脅威の度合いが桁違いに大きいとはいえ、故安倍晋三元首相の銃撃事件や岸田文雄首相の銃撃事件を振り返れば、アメリカの要人警護体制は量も質も充実しているようです。




Crooks fired eight shots into the rally before he was neutralized by Secret Service agents, Col. Christopher Paris, head of Pennsylvania State Police, said in response to a question from Rep. Eric Swalwell (R-Calif.).

“I believe that the number is eight,” Paris said. “Eight casings have been recovered.”

He further specified that law enforcement uncovered eight bullet casings next to Crooks’s body.

Previously, law enforcement officers only said the shooter fired multiple times into the rally.

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The FBI chief also said agents recovered a total of three "relatively crude" explosive devices: two from Crooks' vehicle and one from his residence. Crooks had a transmitter that would have allowed him to detonate the devices in his car remotely, but the receivers on the bombs were turned off, Wray said.

Eight cartridges from spent bullets were found on the roof where Crooks opened fire, (FBI Director Christopher) Wray confirmed. The gunman killed one attendee and wounded Trump and two others.

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