ねこ来たる22

１１月３日
友人たちとの飲み会もお開きとなり、家に帰る。
サブリナ（黒猫）はいつもの場所でおいらのあげるチュールを待っている。
「ウニャーッ、ニャーッ、ニャッ」
なんかいろいろ鳴いてくる。
…トイレか。
トイレ掃除を済ますと次はお遊戯の要求である。
猫じゃらしを取り出して振り回すと狂ったように飛びついてくる。ひとしきり遊んだあと、そういえば飲み会で友人Ｔがけりぐるみをくれたことを思い出した。

エビらしい

サブリナは最初「なんだこら」的な態度だったがすぐに飛びついて胸のあたりを噛み始める。
…仕留めにかかっとるやないか。
一応使用方法と目的とこちらの期待している行動を説明してはみたのだが、渡すと仕留めにかかる。
以前いただいた鮭のやつと何が違うのかさっぱりわからないが「仕留めるもの」らしい。鮭は「蹴るもの」らしい。仕方がないので取り上げると不満そうだ。蹴らないお前が悪い。

１１月５日
本日もサブリナと２人きり、餌とトイレの世話を見張られ、外から帰るとチュールを要求され、猫じゃらしでひと暴れする。
夜、テレビを見ているとサブリナがおいらの足に寄っかかって寝始めた。隣にいたりはするが寄っかかるのはあまりないので驚いたが、まあかみさんもいないしお前で我慢しといたるわ、といったところなんでしょう。
正直嬉しい。
写真を撮って出先のかみさんに送ってみる。
「自慢か」返事が一言。そうだ、自慢だ。
寄っかかって寝ているので動くことができない。
それから20分ぐらいして唐突にサブリナは起き上がり上のフロアへと行った。

おいらはその前に作っていてサブリナの行動によりすっかり忘れていたのびきったカップヌードルをいだたきましたとさ。