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2021年大晦日

良いお年を。
って良い響きだなと思います。

みんなが互いに言い合って別れていく光景はピースに満ちています。

僕は、なによりも
29年間大きな病気もなくこうしてまた新しい年を迎えようとしていることがありがたい。

"こんな幸せがいつまで続くかわからない"
と怖くなるほど幸せな今が
現実に"今"あることは
幸せだよなあって思ってます。

なくてもともとのこの命。
本来ありえないことが当たり前であるかのように誤解してしまうほどの奇跡に感謝して1年を納めることができることがありがたい。

今年も、音楽に溢れた一年でした。

音楽が一層好きになったし、
またほんの少し、音楽の懐に近づけたという主観的実感が確かにあります。

音楽は楽しむものである以上に、
幸せになるためにこの宇宙に、人間に、与えられた贈り物なのでしょう。

悩める人はより悩むために聴いてるわけじゃなく、
哀しみに浸るのにピッタリな旋律も踊りたくなるリズムも、シンプルに、人がよりハッピーになるためにあるんでしょうね。

音楽と、もっと親密になりたい。と締めくくった昨年から
音楽に携わる身としての僕のマインドもずいぶんと変わった今年でした。

後半にかけ、それはクレッシェンドしました。

賞を獲ることや、努力すること、応援してもらおうと策を立てること、人気になること、売れることなどは"活動"における目的としては大変立派ですが、
音楽それそのものとは無縁の、人間的なヨソコトなのかもしれません。

胸に突き刺さるとか、心が躍るとか、身体が飛び跳ね出しちゃうとか、なぜだかわからないけど涙が止まらないとか、気が付かないうちに眠ってしまっていたとか、それが人間と音楽とを唯一繋げている何かであって
それ以外は副産物。

せっかく副産物を得る楽しみまで与えられたのだから、それらを合わせて追いかけるのも素晴らしい。

でも音楽に出逢えたのだから、副産物が得られないことで負の感情を抱くことはないと、1番伝えたい相手は過去の自分。

音楽に出逢えたのだから充分じゃないか。
そしてその上で、高みを目指していこう。
極上の曲を描こう。


今年は「越境森林」でも、本当に多くの方々にお世話になりました。

あれがまたひとつの転機になったこと、自信に繋がったことは言うまでもなく
支えてくれた仲間たちに改めて感謝します。

今年惜しくも終わってしまったこと、しかし強かにはじまりつつあること、様々ですが
来年も、僕にできるささやかな応援をしながら、そして僕はやっぱり誰かに支えてもらいながら、音楽をしていきます。

音楽を通して出逢えたすべての人へ
人を通じて出逢った全ての音楽へ

来年もよろしくお願いします。



2021.12.31 土橋悠宇

ありがとうございます。アルバム次回作の制作予算に充てさせていただきます!