見出し画像

嫌いな人を嫌う理由は、幼少期体験が影響していたよ…な話

「人の悪口が言いたいときは家族にいう」
コレは、家訓のように私が子どもたちに人付き合いのコツとして伝えてきたことだ。

モヤモヤは吐き出した方がいい。
しかし、話す相手を選ぶ必要がある。
話の関係者の場合、うっかり本音など言ったもんなら、自分の真意とは違う伝わり方をすることも少なくない。  

自分の言ったことで痛い思いをすることは、過去に何度もあったからこその処世術ともいえる。
しかし、賢い人は本音は人に教えないのだろう。
沈黙は金、これを実践するのが一番良き方法だと頭では思う。

とはいえ、思ったことを言わないでためておくのは健康に悪い!とも思っているので、日々、感じたモヤモヤは家族相手にぼやきまくる。
ゆえに、他人様に対して批判的なことを家の外で話すことはほぼしない。

しかし、「この人がこんな理由で嫌い」について、昨日は他人様にお話しする流れになった。
そして、とつとつと嫌な理由を語っていたのだが、遠慮がちなものいいだったせいか、なんか本音につながらない不明瞭な理由ばかりがでてきて、しっくりしない感が残った。

気持ち悪いので、帰宅後にちょぴっと深掘りしてみたら、私が人を嫌う理由はここに尽きることを自覚した。

嫌いと苦手を感じる根っこにあった無意識

「この人、私を否定的に評価した💢
私が人を嫌いだと思うのは、これのせいらしいのだ。

嫌い!と感じる出来事があるから、嫌いになるのだろうが、私の場合、その出来事が嫌でその人を嫌っているわけではなかった。
行為を嫌いとか、こういうのやだよね…ではなくて、私が「この人嫌い!」となるのは、「今、アタシのこと否定したよね!」を感じることから始まるようなのだ。

どんなに理屈をこねくり回しても、結局はコレが理由なのだ、と認めてたくないが認めざるを得ないと知った。

「苦手な人」でも同じ感覚をもつことが、この自己対話からわかった。

私が苦手な人は、「人を否定的に評価する、いい人たち」だったりする。

ものすごくいい人なんだけど、なんか違和感がある人ってのがいらっしゃる。
この違和感は、「いい人なんだから人を見下さないはず」という私の思い込みがあるからで、「いい人のくせに人を小馬鹿にしたり見下すのはクソだ!」と感じるかららしい。

すると、私の「どうせ私は否定される」という根深い根深い無意識が警告音をビービーならす。
そして、「こういういい人は、どうせ私も否定するんでしょ!」という思い込みに変わる。

これって私が勝手に妄想してるだけ。

なのに私は、「ほらやっぱり私は人から否定されるんだよね」「大事にされないニンゲンなんだ」と思って勝手に嫌な気持ちになる。 

自分がこういうパターンになる悲しい思い込みを持ってるだけなのにね。
と、昨晩の自己対話から、こんな自覚するに至った。

小さい頃に自分に対して感じた「自分はいらない子」「人からダメダメっていわれる存在」という無意識下に残る自分への評価が、人からのダメ出しの目を感じると赤信号を発するのだ。

だから、私は、「自分が否定された!」を感じる人が嫌なんだな、というのを思い出した。
小児期逆境体験が怖いのはここなんだよね…。

前にも似たような投稿してるのに忘れてた。

こんな理由で人を嫌いになる私に対して、
自分のことながら複雑な気持ちになってしまったのだが、存外、人の心はこのくらいにシンプルなのだろうな。

嫌な人というラベリングは伝家の宝刀にもなる

人を否定すること、私も毎日毎日している。

ニンゲンってやつは、違う!ということに反射的に不快さを感じる生き物だという。だから、これは当たり前。
けれども、多様さは人類の豊かさの結果であり、愛ある生き方を選択する人たちは、この違いを否定しないように、まるっと受け取るように努めていらっしゃるのだと思う。

私も日々、人は人で、感じたいように、やりたいようにしながら「自由の相互理解」をしながら共生するのがベターだと本気で思っているし、実践しているつもりだ。

だけど、かつての私はそうではなかった。

「この人が嫌い」という気持ちになると、相手に対して『嫌な奴』いうラベルを貼っていたのだ。

このラベルをつけることで、「この人が嫌な奴なのだから、私が勝手に嫌ってるのではなくて、こんな人は嫌われて当然じゃない」という正当性をも手にしていた。

すると、「お前のせいだ! お前が悪いんだから嫌われて当然だ!」と正義をもって相手の成敗をしていたのかもしれない。

私の場合は、他責をしないで自分の気持ちを納めるパターンを身につけていたので、「私が悪いんだから仕方ない」という自責の方向に行きがちでだった。方向が違えど、誰かを責める思考をしてたんだよね。

本当に自分勝手なんだなぁ…を感じた日でしたが、そんなこんなを手放している今は、日々の出来事を心が揺れることもだいぶ減りました。

こういう気づきをくりかえしていくことで、アンガーマネジメントしつつ、ストレス耐性をあげてきたみたいです。

こういう自己対話はめんどくさいけど、結果的に生きるのが楽しくなり、幸せ度があがります。 
自己理解や当事者研究、オススメです。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?