やりたいことがない??
自分のやりたいことがわからない。
昨日の1 on 1で元上司からの言葉、「何がやりたいの?」「あなたのやりたいことが見えて来ません。」
グサっと刺さった一言でした。
やりたいことが見つからない、将来の夢を聞かれるのが苦手と思っている方に向けて、肩の力が抜ける様な考え方のヒントになれば良いなと思ってこの記事を書いています。
私は小さいときから将来の夢を聞かれるのが苦手です。今は夢ハラ(夢ハラスメント)と言うそうですが、当時はそんな言葉ありませんでした。小学校の作文、中学校の総合の時間、進路の面談、事あるごとに夢ハラを受けて育ちました。
夢や本当にやりたいことがないと思っていた私は、返答に困って無言になったり、気まずい思いをしたり。時間とともにちょっと賢くなった私は、隣の人の夢やテレビの中の人の夢をお借りして、なんとかその場を乗り切れるようになりました。後味の悪さと嘘をついていることへの後ろめたさとともに。
大人になった今でも、やりたいことがわかりません。そんな時に大好きな元上司からの言葉。愛はある言い方でしたが、夢なしコンプレックスにグサり。
そもそも、なぜ元上司とそんな話をしていたかと言うと、今の仕事にモヤモヤして、環境を変えたいと思っていたからです。環境を変えるために、元上司や信頼できる人と話したり、新しい繋がりを求めて、色々な会に参加したりしていました。
そして今日、聴くと書くに特化したワークショップに参加しました。正直、講師の人がどんな人かも、どういう話をするのかも調べず、軽い気持ちで参加しました。
そこで、色々な自分に出会いました。まずは、講義が始まって3分足らずで、講師の先生はただものじゃないぞ!と思い、「こんな人が地方にもいるなんて!」と心の中で呟いていました。失礼でしょう。移住して1年以上経つのに、知らぬ間に地方を下に見る私がいます。ちょっとヘコみながらも、気を取り直して講義に集中。
その中で私は〇〇です。の〇〇に1分間でどのくらい言葉を入れられるかのワークをしました。みなさんも是非、紙とペンを用意してやってみてください。
どのくらい書けましたか?何を書きましたか?
先生曰く、それはあなたが、あなた自身を見る視点であると同時に、あなたが他人を見る時の視点だそうです。
例えば、私の場合は
· 名前
· 生年月日
· 好きなこと
· 職業
· 性格
· 体の特徴(足の指が長い!)
· 出身地
このような内容を書きました(個人情報なので具体的なものは省いています)。
でも、性別、国籍、ありたい姿、家族での役割など、もっと多様な視点で見ることができると、講義を経て気が付きました。
今まで見ていた世界が急に立体的になった気がします。
ここで、夢ハラに戻りましょう。今まで、やりたいことって、職業名とか、スキルとかを軸に考えていました。例えば、お菓子屋さんになりたいとか、分析スキルを活かしたいとか。でも、もっと違う視点があっても良いのでは?
例えば、
時間に縛られずに働きたい
安心できる仲間と一緒に仕事がしたい
毎日ご飯をゆっくり食べられる生活がしたい
朝の鳥の声に耳を傾けられる自分でいたい
etc
「やりたいことがない」のではなく、「やりたい」を一面的にしか捉えられていなかっただけかもしれません。他の視点から見てみたら、あなたもきっと「やりたい」が見つかるかもしれませんよ。
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