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就活講座って為になるの?~自己分析編~

始めに

学内で4年生向けの就活講座が始まって研究室で後輩が色々話している。
その中でも、

「就活講座って為になるの?勉強になるの?」

って最近耳にすることが多くなった。

私も研究室の教員から良く聞かれたなとふと思いだした。
その時は、
「受けないよりかも受けた方がいいのでは?」
のような旨の答え方をしていたのかな。

そこまで考えたことが無かったから、
この際、考えてみようと思った。
まずは、自己分析系の様な考え方を学ぶ講座についてから。

結論

『為になる。ただし即効性はない。』

と私は考える。

何故?

私は、大学のキャリアセンターの講座を始め、
オンライン就活やGC Learningのコンテンツにも参加してきた。


受講しているその瞬間は「そうなんだ~。面白いな~。難しいな~。」
って感じだったと思う。

自己分析って、テストみたいに正解か不正解っていう答えがないから、
講師の話を聞いただけで、「完成した!」「これなら面接は必勝だ!」とはならないと思う。
だから即効性はない。

たいていの場合、「なるほどね」で終わる気がする。

重要なことは「積み重ね」と「咀嚼」

まずは「なるほどね」を積み重ねていくこと。
自己分析系の話は、
同じような資料を使っても講師の違いによって強調部分が違うなどの
話の内容が若干変化する。

いろんな人の話を聞いて、
「なるほどね」を積み重ね、繋ぎ合わせていく。

そして、その内容の理解や、自分に当てはめて考えるという「咀嚼」を行う。

今まで私たち学生がやってきたことは〇か✖かの2択の問いが多かったと思う。
そこに初めて、自己分析という正解なき問が出題される。
或る講座の内容が正解とも限らない。
答えなんて十人十色、無数にある。
だからこそ、様々な人の考えに触れ、自らの思考の幅を広くする。

そして咀嚼は時間がかかるものではないのだろうか?
抽象的な概念が多く、なかなかとっつきづらい。
半年後に自分の中で消化できたっていうペースでも良い気がする。

薬学で例えるとバイオアベイラビリティ(BA)

バイオアベイラビリティとは薬物投与時の体内の吸収率。
静脈内投与はBA=100%、経口投与は薬物が代謝を受けるためBAが減る。
詳細は以下のリンクから…

就活講座という薬物は静脈投与ではなく経口投与みたいもの。
ある就活講座が薬物一滴やひとかけらとする。

静脈投与の様に
一定数の就活講座の内容が受講後すぐに100%吸収され、効果が発揮されるわけではなく、

経口投与の様に、
一定数の就活講座の内容が体内でゆっくり代謝(咀嚼)を受けて、残ったものが吸収される。

終わりに

答えは性急に求めなくてもいいと思う。

今までは如何に素早く正解を導けるかを求められてきたけど、今回は違う。

社会人の話を聞くと社会人になってからも自己分析をやっていくらしい。

やっとスタートラインに立った就活生がそんなに素早く答えを導きだせるはずがない。

答えを出す(アウトプット)するには、手法(インプット)が無いと始まらない。

比較的時間に融通が利く大学生のうちに、色々な思考に触れておくのも良いのかもしれない。

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