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沖縄の山の中にある「よへなあじさい園」

6月に入ったばかりの梅雨時期の沖縄。
「海へドライブ」という感じではないけれど、ずっと屋内にいるのも、なんだかもったいない。

だけど「梅雨の沖縄」って何を楽しめば良いんだろう?
ずっと沖縄に住んでいるのに、わからない。

そう思って雨の日にぴったりな観光スポットを調べてみました。
すると、本部町にある「よへなあじさい園」がヒット。

「よへなあじさい園」は、約30万輪のあじさいが敷地内に咲いているあじさい園なのだそう。

◼️よへなあじさい園
色鮮やかなあじさいと南国植物が咲く植物園
住所:沖縄県本部町伊豆味1312
営業時間:9:00~18:30
公式HP:https://yohena-ajisai.sakura.ne.jp/top/

約30万輪。想像ができません。

「よへなあじさい園」へ行ったことがある友人に聞いてみると、
「もうね、すっごいの。あじさいがいーっぱい咲いてて、本当にすっごいの!」
という感想が返ってきました。あまり参考になりません。
だけど、とにかく咲いてる数が想像以上にすごいということはわかりました。

「あじさい園」と聞くと、畑のような場所にあじさいがたくさん咲いていて、そのあじさい畑を外から眺めて、良い感じの場所で映える写真が撮れるんだろうなー、くらいのイメージでした。

だがしかし、「あじさい畑」ではなく「あじさい園」と呼ばれる理由は、実際に行ってきた人じゃないとわからない。

今回の記事では、実際に行ってみた30万輪のあじさいが咲く「よへなあじさい園」の様子を紹介しています。

園内の写真も多めに掲載しているので、梅雨時期の沖縄観光でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。


山道をひたすら進む

今回訪れるのは、沖縄県北部の本部町にある「よへなあじさい園」。

あじさいを見に行くドライブって、まさに雨の日にぴったり。
今回は「海が見える道」ではなく、山道をひたすら進みます。

「よへなあじさい園」が近づくと見えてくる看板を目印に進みました。

よへなあじさい園に到着

看板を頼りに山道を進むと、徐々に車の数が増えてきました。
道路には案内係のような人も立っています。

案内されるがまま駐車場へ。
雨が降っているのにも関わらず、けっこう混んでました。
昼の1時くらいでしたが、駐車場はほぼ満車状態。

駐車場に車をとめ、料金所で入園料を支払います。

◼️入園料金
大人:500円
小中高生:200円
※団体割引あり

「あじさい畑」ではなく「あじさい園」と呼ばれる理由がわかる園内

料金所を抜けると、「よへなあじさい園」の木の看板。
もうこの時点であじさいがたくさん咲いています。

カフェを発見。あとで行こう。

カエルさんもお出迎え。

見上げると、山の斜面があじさい色。
え?あれ全部あじさい?

「本当にすごい、いーっぱい咲いてる!」と語彙力が低下するほど感動します。

散策順路の看板がある場所から斜面を散策できる道が設けられていました。

水色と薄紫色のあじさいに囲まれた小さな道。
夢の国みたいです。

雨の日のどんよりした空の下、色鮮やかなあじさい。
いろんな色の傘が行き交う。
こんなに雨模様が似合う風景ってないかも、と思いながらあじさいを眺めます。

カラフルな南国の植物もあちこちに咲いています。

歩いてきた道を見下ろすと、また感動。
30万輪のあじさい、恐るべし。

もう全部フォトスポット。
本当にすごい、いーっぱい咲いてる!

水色のあじさいが多く見られましたが、ピンク、薄紫など、近くで見ると微妙に色が違っていておもしろい。

「よへなあじさい園」オーナーの饒平名(よへな)ウトさん

途中で写真やパネルの展示スペースがありました。
民家のような場所に設けられていましたが、見学して良い場所のようです。

ここは、「よへなあじさい園」オーナーの饒平名(よへな)ウトさんの写真やパネルが展示されている場所。

享年102歳でこの世を去ったウトさんの功績が展示されていました。
一面に咲いたあじさいを背景にした笑顔のウトさんの写真が素敵すぎる。

ゴールデンアワーのステッカーに反応する沖縄県民。

「足元注意、視界美し」の下り坂

ウトさんの展示スペースを抜けると、あじさい園全体を見下ろすことができます。
あじさい園を登り切ると、続いては下りの道。

順路の道はちゃんと整備されているので、歩きやすいです。
しかし、雨が降っているので、滑らないよう注意しましょう。

道を下っていくと、最初に見たカフェがある場所に辿り着きます。

後ろを振り返ると、あじさいがずっと上まで続いていました。

そして、まだまだ順路は続きます。
ここでリタイアしてカフェへ入っていく人も多いのですが、せっかく本部まで来たので隅々まであじさい園を堪能することにしました。

カフェの付近の順路は、人も少なくなってくるので、ゆっくりあじさいの写真を撮ったりすることができます。

「カフェあじさい園」でひと息

あじさいをじっくり堪能したあとは、カフェでひと息つくことに。

◼️カフェあじさい園
あじさいを眺めながらドリンクやかき氷、ぜんざいなどをいただきながらでホッとひと息つける場所。

あじさいを眺めながらのんびり過ごせる「カフェあじさい園」。
コテージ風の店内が良い感じ。

窓からあじさいを眺めながらひと休憩できます。

紫陽花にちなんだ可愛らしい商品も販売されています。

メニューは、冷たい沖縄ぜんざいとかき氷、ドリンクやコーヒーなど。

今回は、ミルクぜんざいを注文しました。
ふわふわの氷に、黒糖風味の甘い金時豆と練乳。
このぜんざい、、、めちゃくちゃ美味しいぞ!

底の方には白玉も入っています。
今まで食べてきたぜんざいの中で一番好きかもしれません。

まだまだ「あじさい物語」は続くのであった

「カフェを出たら出口へ」と思っていたところ、カフェの近くに「順路9」の看板が。

30万輪のあじさい、恐るべし。

帰り道付近に設けられている「順路9」。
大ぶりのあじさいが多くて最後にまた感動。

最初は2株から始まった「よへなあじさい園」。
「みんなの喜ぶ顔が見たくて」と、ウトさんが育ててきたあじさいが今では30万輪に。

あじさい園を背景に満面の笑みを浮かべていたウトさんの写真を思い出しながら、最後の最後まで惜しみなく咲いているあじさいを眺めていると、
「ああ、私もこんな人生を送りたいな」
と、思うのでした。

雨の日の沖縄も楽しい

梅雨だと見どころがないように思われる沖縄。

この日訪れた「よへなあじさい園」は、梅雨のこの時期にしか見れない景色を見せてくれました。

海に行けなくても、梅雨でも、沖縄には素敵な景色がいっぱい。

梅雨時期に沖縄へ観光に来る際は、本部町へのドライブと「よへなあじさい園」も旅の予定に加えてみてはいかがでしょうか?

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