プリティーシリーズのビッグクッションカバーの炎上への私見

略さずに書くと、プリティーシリーズのビッグクッションカバー(及びHUGっとプリキュアのまくらカバー)の炎上への私見、抗議への抗議の記事です。

少なくともこのタイトルを聞いて「ああ、あれの話ね」ってなる人向け。従来無関係だった人にきちんと説明するにはきっと主観が入りすぎるし、何よりそういう無関係な人に向けた印象操作が気に入らないからだ。


(絵柄 客観的な事実として、直接的にR-18な描写はない)

(抗議側ツイートまとめ なおこのまとめ以外に、
韓国方面からは殺人予告まがいのツイートも多く見られた)

抗議者の意見をまとめると、

・絵柄が性的なのでよくない
・女児向けアニメの公式が成人男性向け商品を出すべきではない
・小学生のキャラクターを抱き枕にするべきでない
(・公式は商品にゾーニングが必要だと認めている)

の4点だろうか。
(4つ目は正しい倫理子さんがTwitter(ツイート直後にアカウントごと削除)とWeb記事で主張したもので、これらをRT/言及する抗議者がいたことから、ひとまずここに並べた)

私からの反論としては、

・絵柄が性的なのでよくない
➡直截的な性器や乳首の露出がないイラストは、少なくとも客観的に成人向けと断言するのは不可能。強く抗議するからには「これがなぜ性的なのか」の説明をする必要があったと思う(が、誰もできていなかった)。
主観で「これは性的だからダメ!」が通ってしまうなら、どんな衣装・グッズ展開も批判されうる(突き詰めるとアニメ本編に登場人物を映すだけでも批判可能だ)のだが、抗議者もそこまで強い自主規制を求めていたわけではあるまい。繰り返しになるが、せめて暫定的にせよこの衣装が批判される理由を言葉にすべきだった。
・女児向けアニメの公式が成人男性向け商品を出すべきではない
➡お前は筆頭株主なのか?……と言いたくなるのは堪えるとして、そもそもないルールをその場で作り出しても説得力は微塵もない。

そもそもプリティーシリーズは女児向けアニメなのか?
本編中でも明らかに大人をターゲットにしたパロディ(柳生一族の陰謀など)があり、対象年齢をあげたスピンオフ(ちょっとした社会現象にもなったキンプリのことだ)を作り、そもそもプリティーリズム時代に女児だった視聴者も今では十分に分別のつく年齢になっている。これは大人も子どもも楽しめるように作られた作品シリーズだろう。

➡このグッズは成人男性向けか?
プリパラのジェンダー観が進んでいるという話はファンなら誰もが耳にした話だろう。そういった価値観を押し付けるわけではないが、これを成人男性向けと明言するべきかどうか、一度胸に手をあててよく考えてほしい。
・小学生のキャラクターを抱き枕にするべきでない
➡そもそもこれは抱き枕として販売される(はずだった)ものではない。公式が用いた名称は『ビッグクッションカバー』であり、抱き着くためのアイテムだと明言するのは勇み足だったと思う。抗議者は、あらゆるフィギュアやぬいぐるみが「ジロジロ眺めまわしたり、撫でたりする用途に仕えるから性的だ」と批判されるような社会を望んでいたのだろうか? これを抱き枕とみなして批判できるのは、全てのファンアイテムが批判されるのを許容する覚悟のある人だけだ。そこまで考えた上で批判したのなら、何も言うまい。
・公式は商品にゾーニングが必要だと認めている
➡コミケ限定で商品を発売したからといって、公式がその商品を成人向けと認めたことにはなるまい。あまりに荒唐無稽すぎて反論も一文で足りてしまう。

まとめ

抗議者の物言いはあまりにも雑過ぎる。連中はおそらく、自分の気に入らないものを排除することしか考えていなくて、意図しなかった他のもの(今回の例で言えば、任意の衣装の任意のグッズ)が巻き添えを食らうことに意識が回っていない。(もしかすると何もかもを焦土にする気概のある人もいたのかもしれないが……)

とにかく、あまりにもお粗末だ。



……で、ここからが本題です。

抗議者のやり口があまりに悪質すぎる。

スキを押すと武藤遊戯が使ったカードをランダムに一枚引けます。(noteに登録していなくてもボタンは押せます)