赤月月第16回感想

報告:暫定的欠番制度、始めました。



画像リプライが嫌われるのはなぜか

ゆにちゃん曰く、「オリジナリティがなくて見飽きた、面白くないネタだから」との考察。私はそうは思わない。あれはリプライ先の人にとって迷惑軽蔑的で、傍から見ても情報量がゼロだから嫌われているのだと思う。

巻き込みリプライや引用RTと同様に、見ず知らずの人から送られるリプライ自体にそもそも鬱陶しいものとしての側面がある。リプライ内容が自分で考えた言葉で綴られているならまだしも、たとえ称賛の方向でも中身の薄いリプライってクソリプじゃない……?

RTやいいねの通知は、「フォロワーにも広めたい」「良いと思った」「後で見返す」といった目的に伴う副次的なものなのに対して、リプライは元ツイート主にメッセージを送ること以外の側面がない。加えてRTといいねの通知はシステムメッセージなものだけど、リプライの通知は『〇〇さんからリプライが来ました』ではなく、リプライ主の言葉が直接伝えられる。わざわざ伝えるために伝えられた文言が拾ってきたコラージュ画像というのは、ピンポンダッシュや不要なチラシの投函のようなもので、端的に言って、迷惑。

加えて、画像リプライがつくようなツイートは、それ自体が面白い話であったり自作イラストや文章の紹介であったり、労力を割いて作られたものであることがほとんどだ。たとえばそれが文章なら一言一句まで言葉を選んで作られた作品に対して、自分で考えることすらやめた小学生未満のもの(もはや感想ですらない)を送りつけるのは元ツイートに割かれた労力や創意工夫を蔑ろにしすぎていないか? 私は自分が書いた文章に画像リプライが来たらそう感じるけど……。(特に商業のクリエイターに他所の著作物を投げつけるのは侮蔑にも程があると思う)

傍から見て不愉快に感じられるのは、上記のように浅はかで侮蔑的な行動を見てしまった不快感に加えて、情報量がゼロのくせに読み込みに時間がかかったり一瞬注意をそらされたりする――Web広告が嫌われると同様の理由だろう。

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