表現力とは語彙の豊富さではない

タイトルの通りです。特に長く説明する話でもないけど、("トーク"記事ではなく)"テキスト"記事として残しておきたかったのでそうします。

思うに、表現力は語彙の豊富さ(皆が知らないような語彙を使うこと)ではなく、むしろ皆が知っている語彙を組み合わせて新しくユニークなニュアンスを生み出すことだ。

当たり前すぎてくだらない話だし、言われなくてもなんとなく気付いてる人も大勢いるだろうけど、だからこそ、気づいていなかった人向けに言語化して伝えたかった。この記事は以上です。





嘘です。
この記事はもう少し続きます。

応用編として、誰も知らないような言葉・概念をうまく使ってる作品を少しだけ知っているのでそれも紹介しておきたいなーと。

まず紹介したいのは、THE PINBALLSというロックンロールのバンド。
これについてもいずれ単独で記事にする、そういう運命なんだけど、少しだけ紹介します。

彼らの曲で特徴的なのは、なんといっても独特な世界観のある歌詞。彼らは「劇場支配人」や「法王」、果ては「シューメイカー・レヴィ第9彗星」や「"元老"と呼ばれるヤードセールの売り手」といったユニークすぎるモチーフをテーマにして一曲を歌い上げるのだ。

そんな彼らがユニークすぎるモチーフを用いる際、決まってやっていることがある(っぽい)。それは扱うモチーフを曲名もしくは歌詞の冒頭で明示することだ。そしてそのモチーフを丁寧に説明・紹介することなく、モチーフを知らなくても感動できるように歌詞を書いている。

これは歌詞という限られた文章量を活かすための技術でもあるし、単語さえわかればインターネットで情報を手に入れられる時代だからこその"演出"でもある。どこまで意図的かはわからないが、もしかすると我々がwikipediaを読んで「なるほど、このフレーズはこの部分のことか……!」と感動する所まで込みで歌詞が書かれているのかもしれない。

そんなこんなで、オススメの一曲を紹介します。

(本当は、誰でも知ってる語彙に意味を重ねていくスタイルの作品も紹介したかったけど、話がとっ散らかるからまた今度で!)


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