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【寄付者満足度UP】効果的な寄付へのお礼について

みなさん。こんにちは。
非営利団体にとって、資金調達は重要な課題です。その一つの手段として寄付募集がありますが、寄付を受け取っただけで終わらせず、寄付者との深い関係を継続的に築くことが、今後の活動の成功に繋がります。


寄付のお礼の重要性

さて、みなさんは寄付のお礼について真剣に考えたことがありますか?
寄付者の立場に立ってみれば、自分が何かの利益や物品を得ることはないのに、大切な自分のお金を間接的に社会に還元することは並大抵のことではありません。オオゴトなのです。
今回は改めて"寄付のお礼"について考えてみたいと思います。

寄付者へのお礼やその後のコミュニケーションは、寄付者との関係を深化させるための第一歩であり、フォローアップが適切であると、寄付者は再度寄付を考える確率が高まるんです。

お礼について大事なこと

寄付者に対するお礼の伝え方は、その関係をより深化させる大切なステップです。以下は、寄付者への感謝を伝える際の重要なポイント10項目を挙げたものです:

  1. タイミングを速やかに: 寄付を受け取ったら、できるだけ早く感謝の意を伝えることで、寄付者の行為をすぐに評価することを示します。

  2. 誠実さ: お礼の言葉はフォーマル過ぎず、自然体で心からの感謝を伝えることが重要です。

  3. 寄付の具体的な使用方法の共有: どのように寄付金が使われるか、具体的なプロジェクトや活動を明示することで、寄付者の信頼を深めることができます。

  4. 透明性の確保: 寄付がどのように活用されているかの報告を定期的に行うことで、寄付者との信頼関係を維持します。

  5. 個別対応: できるだけ寄付者一人ひとりに合わせた感謝の方法を考えることで、寄付者との関係をより深化させることができます。
    ※次の項目「パーソナライズ」にてさらに詳しく解説します

  6. ストーリーテリング: 受益者の声や成功例を共有することで、寄付者に寄付の影響を具体的に感じさせることができます。

  7. 継続的なコミュニケーション: 一度のお礼だけでなく、定期的なコミュニケーションをとることで、寄付者との関係を長期的に維持することができます。

  8. 再寄付のお願いを避ける: 感謝のメッセージの中で再度の寄付を求めることは避け、純粋に感謝の気持ちだけを伝えるよう心掛けます。
    ※再寄付のお願いは、初回の寄付から3ヶ月後くらいを目処に行います

  9. 寄付者の声を聴く: 寄付者の意見やフィードバックを受け入れ、それを活かすことで、団体の成長や寄付者との関係の向上につなげることができます。

  10. 共有の価値の強調: 寄付者と団体が共に目指す目標やビジョンを強調することで、共通の価値観や目的に基づいた深い関係を築くことができます。

これらのポイントを意識することで、寄付者との信頼関係を築き、継続的なサポートを確保するための土壌を作ることができるでしょう。

DO DASH JAPANではこれらのポイントをより具体的に紐解き、寄付者さんとのコミュニケーションに注力した"寄付後3ヶ月集中フロー"についても研究しています。
より詳しく解説しているので、ぜひ次の記事も参考にしてみてください。

パーソナライズについて

パーソナライズとは、不特定多数/大衆に向けた均一のメッセージではなく、寄付者の名前や個人的な情報を取り入れ、個人個人に向き合ったコミュニケーションを行うことです。これにより、寄付者一人ひとりを大切に思っているとの印象を与えることができるんですね。
パーソナライズされたメッセージは、57%もの寄付者が好意的に受け取るというデータがあります。人は自分が特別視されると、その団体やブランドに対しての関心や信頼が高まるもの。これが、再寄付やマンスリー継続寄付の向上に繋がるのです。

さらなるコミュニケーションの展開

寄付のお礼をきっかけに、定期的なニュースレターや活動報告を送ることで、寄付者との絆を強化できます。こうしたコミュニケーションが、寄付者の継続的な支援を得るための鍵となります。

そして
寄付のお礼として取り組むことができる施策や取り組みは多岐にわたります。以下は、非営利団体が寄付者への感謝を示すための一部のアイディアと方法を挙げたものです:

  1. 感謝の手紙: これは伝統的な方法ですが、効果的です。特に、手書きの手紙は非常にパーソナルなタッチを加えることができます。

  2. 記念品やギフト: 例えば、団体のロゴ入りのTシャツ、マグカップ、エコバッグなど。これにより寄付者は団体を日常生活の中で感じることができます。

  3. イベントへの招待: 特別な寄付者感謝のイベントを開催し、寄付者を招待することで関係を深化させることができます。

  4. オンラインセミナーやワークショップ: 寄付者専用のオンラインイベントを実施し、団体の活動や実績を共有することで、寄付者との絆を深めることができます。

  5. 年次報告書の提供: 寄付がどのように活用されたかを詳細に報告することで、透明性を提供し、寄付者の信頼を勝ち取ることができます。

  6. 寄付者の壁: 物理的な場所やウェブサイト上で、寄付者の名前やロゴを掲載することで、その支援を認知し、感謝の意を示すことができます。

  7. 寄付者向けの専用ニュースレター: 寄付者だけに特別な情報やニュースを提供することで、彼らの関心を持続させることができます。

  8. 感謝の動画: 寄付者一人ひとりに向けて、団体のスタッフや受益者が感謝の言葉を述べる動画を制作・送信することも効果的です。

  9. 現地のツアーや訪問: 寄付がどのように活用されているかを直接見てもらうことで、寄付者との信頼関係を強化することができます。

  10. SNSやデジタルメディアの活用: 寄付者とのコミュニケーションを活発化させるために、ソーシャルメディアやデジタルメディアを活用して、感謝のメッセージや活動のアップデートを定期的に共有します。

これらの施策や取り組みを取り入れることで、寄付者との関係を強化し、長期的なサポートを確保することができるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
寄付のお礼は、会員申込と同時に行われるメールマガジンへの登録とともに自動でメール返信が行われるケースが多いと思います。
しかしこうした寄付者へしっかりと向き合う取り組みを行うことで、より信頼が強くなり、貢献への満足度も高まります。

今回ご紹介したポイントを全て対策することは想像以上に大変な作業ですが、できることから少しづつコツコツと改善していけるといいですね。
それではまた。

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