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国内追加投資|フロムスクラッチ

本日2019年8月6日付けにて、株式会社フロムスクラッチより配信されましたプレスリリースのとおり、弊社DNX Ventures(旧Draper Nexus)は同社のシリーズDラウンドにて追加投資を実行致しましたことをご報告致します。シリーズA、シリーズBに続く3回目の出資となります。今回は、既存株主に加え、新たに海外から米大手投資会社のKKRと、米大手投資銀行のゴールドマン・サックスが出資、調達総額は約100億円となりました。リード投資家として40億円を出資したKKRは、今回初めての日本のスタートアップへの投資となりました。
>> プレスリリース


フロムスクラッチとb→dash

フロムスクラッチは、ビッグデータ×人工知能を主軸に事業を展開するデータテクノロジーカンパニー。現在は、マーケティングテクノロジー領域におけるソリューションである「b→dash」の開発・提供を中心に事業を展開しています。

「b→dash」は、企業が保有するユーザーデータ・広告データ・購買データなど、マーケティングプロセス上に存在する全てのビジネスデータを、一元的に取得・統合・活用・分析するSaaS型マーケティングソリューションです。「統合」:プライベートDMP / DWHほか、「活用」:MA / CCCM / レコメンド / Web接客ほか、「分析」:アナリティクス / BIほかをはじめとして、あらゆる機能をオールインワンで搭載しています。

今年7月より放映しているこちらのCMも、ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれません。


調達資金の活用シナリオ

①世界初のデータ統合技術「Data Palette」の開発強化
これまでデータを活用できる状態に変換するため、SQLなどデータベース言語に代表される専門的な知識が必要不可欠でした。今回フロムスクラッチは、世界初のノンプログラミングでデータの統合や変換がGUI上で実現できる新たなデータ統合技術『Data Palette』を開発。先行導入事例では、36時間かかっていたデータの統合や変換作業が3時間にまで短縮したという実績も。今後、この『Data Palette』の機能開発をさらに強化していく予定です。

②世界展開の加速
フロムスクラッチ は、世界での事業拡大の第一歩としてアジア市場へ進出する予定にしています。アジアにおけるビッグデータ市場は、日本以上に拡大傾向にある一方、日本が抱えているデータ活用に関する課題が同様に存在しています。

③新規事業の本格始動
来年にはデータマーケティングプラットフォーム「b→dash」から派生した、“企業と個人のデータのあり方、およびその価値を変える”新規事業を開始予定。本新規事業の開発への投資を実施します。

④人材採用の強化
b→dash事業の更なる成長、世界展開、新規事業をそれぞれ推進させるため、これまで以上に新卒採用、中途採用活動を積極的に実施予定。


各種メディアで紹介

過去に類を見ないB2B SaaSの巨額の資金調達に加え、海外投資家からも大きな出資があったことを受け、本日数多くのメディアに取り上げて頂いています。特にamiの記事では、フロムスクラッチのこれまでの資金調達の変遷や、昨今の国内スタートアップへの投資が大型化をインフォグラフィックスで紹介、さらに、世界的PEであるKKRの日本のスタートアップの初出資の背景・理由等についても触れています。ぜひご覧いただければと思います。

>> 日本経済新聞「データ分析のフロムスクラッチ、100億円を調達」
>> THE BRIDGE「マーケツール「b-dash」提供のフロムスクラッチ、KKRなどから100億円調達」
>> ami「フロムスクラッチ、KKR、GSから100億円規模の大型調達」


最後に、ぜひ弊社のインタビューに答えてくださった安部さんの映像も、この機会にチェック頂ければ幸いです!

(文・上野なつみ)

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