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追加国内投資|アルプ

本日2020年3月23日付けにて、アルプ株式会社より配信されましたプレスリリースのとおり、弊社DNX Venturesは、シード投資に続き、同社のプレシリーズAラウンドへ追加投資を実行致しましたことをご報告致します。本ラウンドは弊社がリードとなり、電通ベンチャーズ、ANRI、PKSHA SPARXアルゴリズムファンドとともに出資致しました。
>> プレスリリース

アルプって?

アルプは、サブスプリクションビジネスの効率化・収益最大化を実現するクラウドサービス「Scalebase」を開発、提供するスタートアップです。
2018年8月にCEO経験、サブスクリプションビジネス領域への経験のあるメンバーらが創業し、「テクノロジーで企業の経営活動を支え、拡張する」というミッションのもと、あらゆるサブスクリプションビジネスにおける複雑な業務の一元管理・自動化、収益向上を支援しています。

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近年、サブスクリプションビジネスモデルを選択する企業は増えてきていますが、このビジネスモデルは従来の売り切りのモデルとは根本的に異なります。
なぜなら、契約内容の変化(プランの多様化など)などが時間の経過とともに起こり、ユーザーは継続的にそれらの変化に対応する必要がありながら、現状、各社独自のシステムを作成したり、エクセルで管理したりするなどの方法で対処しており、非効率的かつできる対応にも限界があります。

「Scalebase」を用いて管理を行うことで、会社は本来かけるべき自社のプロダクト・サービスの開発に専念することができるようになります。

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サブスクリプションビジネスにおける複雑な商品設計・契約・請求・決済等を一元管理

具体的には、「Scalebase」の導入により、以下の様々な業務等を一元管理、自動化することで、ビジネスの自由度をあげ、収益最大化を実現します。

- 商品設計:商品・オプションの追加、プランのアップグレード、プライシングテスト
- 商品管理:様々な価格設定、フリートライアル
- 契約管理:契約単位ごとに個別カスタマイズ可能、クレジットカード決済・口座振替
- 請求書管理:自動で契約ごとに請求書発行
- 各種データ分析:リアルタイムでのMRR、解約率などの指標の可視化・分析可能
など


Salesforceとの連携

また「Scalebase」では、Salesforceにインストールできるアプリケーション「Scalebase Connect for Salesforce」の提供を開始。リアルタイムでSalesforceとの同期が可能となり、見積作成から請求・入金管理までのプロセスが自動化できるようになりました。

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こうしたAPIを活用したサービス連携は随時更新中。さらに今後も多くのSFA、決済代行サービス、会計ソフトウェア、請求書発行サービスとの連携を予定しています。

Salesforceとの連携強化に関して、詳しくはALPのプレスリリースをご覧ください。


調達資金の活用

今回調達した資金は、サブスクリプションモデルの支援をする「Scalebase」のプロダクト開発や人材採用に充て、さらに多くの企業の効率化・収益最大化に貢献するために活用します。


弊社倉林コメント 

アルプには昨年2019年2月のシードステージに続き、今回プレシリーズAラウンドにてリード投資をさせて頂きました。アルプの提供するSaaS・サブスクリプション管理プラットフォーム「Scalebase」は、新機能開発やSalesforceを含めた他のサービスとの連携強化により、コスト削減に加えお客様の売上拡大を実現するプラットフォームとして進化を続けています。今回のラウンドで調達した資金を活用し、日本でも急拡大するサブスクリプションエコノミーを加速させる基盤として、業界と共に成長していくことを期待しております。

200319メンバー集合写真


企業でのサブスクリプションサービス・プロダクトの利用が続々と進むなか、その管理に手間暇がかかっている会社も少なくないのではないでしょうか。サブスクリプション型のビジネスモデルを支えるオペレーション・システム開発を行うことで、企業のプロダクト・サービスの開発にリソースの投下、そしてオペレーション効率化を可能にするサービス、ぜひご活用いただければと思います。さらなる「Scalebase」の進化を目指し、DNXのSaaSの知見・経験もフィードバックしながら、引き続き同社をサポートして参ります。


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(文・真船 弘暉  編集・上野なつみ)

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