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ナガコガネグモArgiope bruennichiとオニグモAraneus ventricosusの2種の造網性クモの全ミトコンドリアゲノム』(Kim et al., 23 Mar 2020)

抄録:我々は,2種のコガネグモ科であるナガコガネグモ(Argiope bruennichi)と大型の夜行性クモであるオニグモ(Araneus ventricosus)の全ミトコンドリアゲノムの高性能配列解読を実施した.この2つのミトコンドリアゲノムには14,060 bpと14,607 bpが含まれ,GC含有率はそれぞれ26.6%と26.5%であった.2つのミトコンドリアゲノムには,13個のタンパク質コード遺伝子(PCG),22個のトランスファーRNA,2つのリボソームRNA,および1つのコントロール領域が含まれている.その結果,コガネグモ属とオニグモ属はコガネグモ科に明確に分類され,クラスター化することがわかった.我々の研究は,進化学的・生態学的研究の充実に寄与するものである.

Kim, J. A., Jeon, H. S., Kang, T. H., Yoo, J. S., Jun, J. 2020. Complete mitogenomes of two orb-weaver spiders, Argiope bruennichi and Araneus ventricosus, Mitochondrial DNA Part B, 5(2), 1506–1507.


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