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トマト缶

深夜に長い時間本を読んでいて、疲れたのでパンケーキを焼いた。トッピングはなかったのでハチミツをかけただけである。それを焙じ茶で流し込んでから、本に戻った。そうしたら、なぜかこの前見た映画のことを思い出した。イタリアの三兄弟が海賊版のカセットテープを作って大儲けする実話を元にした物語。

その映画は80年代中頃の雰囲気をとてもよく再現していてユーモラスで見応えがあるのだが、食卓の情景も素晴らしかった。南イタリアの下町の家族揃っての食事だ。
なんとも美味しそうだった。
特に豪華ではない。

それで、トマト缶が気になった。
スーパーで100円で買える例のやつだ。
考えてみれば、スーパーはイタリア産のこのトマト缶を卸値で仕入れている。
それが60円だと(もっと安いかもしれないけど、仮に)して、輸入業者も利益を取るだろうし、元のイタリアのメーカーだって利益を取る。すると、、、いったいこのトマト缶、イタリアではいくらで売られてるものなんだろう?

ものすごく安い、庶民にとって宝物のような値段なんじゃなかろうか、、、そんなことを考えていたら、微笑ましくなった。

日本の味噌や醤油のように、安くて常備されているのだろうか? それとも自家製の家庭が多いのかな? 

イタリアに知り合いはいないけど、ちょっといろいろ聞いてみたい。

そんなわけで明日は買い置きのトマト缶で、トマトソースを作ろうと思う。

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