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免疫とは。- 自然免疫と獲得免疫

免疫力つけると病気にかからない!とよく言われるぐらい誰もが免疫ということばを聞いたことがあると思います。実際に免疫力が目に見えている実感があるという人は少ないと思います。免疫と言っても漠然としていて何がどう聞いているのか、必要なのかがわかりにくと思います。

免疫は自分の体を守ってくれている大切な機能です。目に見えなところで日々、毎日体のあちこちで免疫のお世話になっています。

それはどんなもの?

免疫の主役は白血球と呼ばれる血液細胞です。骨髄で作られていろんな機能を持つ白血球に分化して成熟して機能を発揮していきます。

白血球と呼ばれる細胞。人の体はたくさんの細胞、いろんな機能の細胞の塊ですが、その中の白血球が体の防御を担当します。

免疫と言えば抗体ということを思い浮かべる人が多いと思います。抗体が主役では?と思う人が大多数だと思います。

実は抗体は免疫反応で生まれてくる道具であってそれが主役ではないのです。あくまでも主役は白血球。いろんな種類の白血球が免疫機構を構成します。

白血球が体に害があるものかどうかをどのようにして判断するかが疑問点として上がるとと思います。免疫の働き方についての説明では自己非自己ということばがよく使われ説明がされています。

自己非自己を判別して異物の除去を行うものが獲得免疫と呼ばれ、あらかじめ備わった機能を使って異物の除去を行うものを自然免疫と呼ばれています。

自然免疫

白血球の中でも自己非自己をきっちり判別せずに排除に動く細胞があります。好中球、単球(マクロファージ)、NK細胞などで、その機能は食べて消化、酵素、活性酸素などで処理することが知られています。NK細胞は癌細胞などの異常な細胞を認識して壊す役割があるとされています。自然免疫は作用はもう一つの獲得免疫より早く機能し生まれつきの機能であることから自然免疫と呼びます。

獲得免疫

白血球の中で自己非自己を判別して異物の除去を行う細胞で白血球の中でもリンパ球がその役割を担います。リンパ球は大きくT細胞、B細胞がありT細胞は細胞性免疫、B細胞は液性免疫と呼ばれる仕組みで異物の除去を行います。このリンパ球は骨髄で作られT細胞は胸腺、B細胞はそのまま骨髄で成熟していきます。そこで自己、自分に反応するものを除去し、非自己、自分以外のものにのみ反応するようになります。良いものが選択的に選ばれ、免疫機能を得るものを獲得免疫と呼びます。

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