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免疫のはなし(3)。 - てき。

"てき"(外敵:異物)ってなんでしょうか。体に入ってきてはいけないものの総称ですが、実際どんなものがあるのでしょうか。

まず体の中に"もの"が入るタイミングには何があるかを考えます。一番最初の思いつくのが"口"ですね。そして、"鼻"、通常では入ってこないですが怪我をすると"皮膚"からも入ってきそうです。あとは口と鼻を辿っていくと最後肛門にたどり着きます。その肛門からも入ってきそうです。

そもそもは体には変なものは入ってこないようにバリアがあります。わかりやすいのは皮膚ですね。そして口の中食道、胃、腸、肛門と流れていきますが、その内壁、壁にも粘膜というバリアがあります。

このバリアによって普通の生活をしている場合は守られています。守っている一つの機能として免疫があります。

"てき"の侵入を監視して体の内部に入ってくるものをチェックする機能を持っています。

ここで一つ、口から肛門までは体の中にあります。でも"てき"自由に入ることができ体の中でも体の外と同じ危険があるということで、不思議な感じですが体の中だけど、体の外と同じく考える必要があります。

"てき"は至る所にいますが、体の内部にはバリアがあるのでなかなか入ることはできません。口からご飯を食べると、体の中をご飯が通り、いろんな酵素に分解されながら、腸管などで栄養として吸収されます。その栄養の入り口から、栄養の"まね"をして入り込むものもいます。

バリアを打ち破って、バリアの隙間から敵はやってきます。それを体の力である免疫が迎え撃ちます。

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