Webマガジン:横浜翻訳生活 第4号

 第4号です。もう4号、まだ4号。早く10号くらいに到達したいですね。そうすれば何かが見えてくる気がします。ともかく読んでいただいている方には感謝しかないです。もっと人を増やして、さらに紙面だけでなく、これを起点にした活動を充実させられるようにがんばります。

<Time Travel翻訳日記>
 James Glick著、"Time Travel"の翻訳日記です。私の日々の翻訳作業(の一部ですが)を記していきます。お楽しみに。

2018年1月26日(金曜日)晴
 今日も5時起床。また氷点下になったが、新たに導入した湯たんぽも使い、ぬくぬくと仕事。
 8章に入った。この本に限らないが、英語の本は、何も言わずに突然、他の本の引用を始めることがある。なんでここについているのかわからない""(クォーテーション)があると、たいてい別の本の引用なのだ。それを時には何パラグラフも続けてやる。その後ようやく、これは〜という本からの引用だと明かす。しかもストレートに明かすことは少ない。必ずひねって書いてある。もうさすがに慣れたので、すぐにピンと来るのだけれど、どの本の引用なのか、明かしている箇所を探すのがとても面倒だ・・・。
 先日、亡くなったばかりのアーシュラ・クローバー・ル=グウィンのことが書かれていて、ちょっと驚いた。なんだろう、このタイミング。実はこういうこと、珍しくない。世界が俺を観察しているのか、などと思う瞬間。そんなわけはない。これはプライミング、という現象だろうな。詳しくは『Mind Hacks』を参照して欲しい(宣伝)。
 あと、「コンピューター」は、元々「計算をする人」という意味だったという話も出てきて、これもなんだかタイムリー。
進捗:150/313
本書を含む総作業量16枚(1枚 = 400字)

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8,934字 / 5画像

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