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Sunano Radioの詩。
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2015年11月の記事一覧

もういい

わたしの
呼吸が
貴方の体内を
するする
通りぬける

声は届かない
声帯は震えるけれど
今のわたしは
空気より軽いから
音には成らない

東の窓に腰 昼間になっ
かけて、貴 たら眠り、
方の帰りを 目覚めて部
ずっと待っ 屋が暗いと
ていたのだ 延々泣いた

わたしの
不在にも存在にも
気づかない
貴方

-

貴方が
無理矢理
取りだした
わたしの一部が
まだ見つからない

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