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糖尿病患者の高齢化とフレイル

糖尿病患者の高齢化

糖尿病治療の目標は

「健康な人と変わらない日常生活の質(QOL)の維持」

「健康な人と変わらない寿命の確保」

と言われています。そのためには糖尿病合併症の予防、発症、進展の阻止が重要と言われています。

近年では糖尿病患者さんの寿命(40歳時点での平均余命)は、一般の平均的な日本人と変わらなくなってきています。

さらに糖尿病患者さんの死因も大きく変わり

1970年代  →死亡の40%は血管合併症
2001~2010 →血管合併症による死因は5%程度まで低下しました。

そして、死因の第一位はがん、次いで高齢化を反映し感染症での死亡が増えてきています。

今までの死因であった血管合併症が適切な治療、指導により抑制されて、糖尿病患者さんが長生きをするようになってきたということです。

60歳以上で糖尿病の有病率が増え、

糖尿病が強く疑われるもののうち、70%以上が65歳以上 30%以上が75歳以上と言われており、高齢糖尿病患者さんは増えてきています。

なので、これからは糖尿病合併症としてのフレイル予防が重要になってくると言われています。

フレイル評価していますか?

糖尿病のクリニックや、外来の診療でフレイルの評価をしていますか?

理学療法士がいない施設ではなかなか難しいのかもしれません。

今後、地域の糖尿病クリニックなどでフレイル評価をしているか、地域の糖尿病クリニックでのフレイル有病率などを検討していきたいなと考えています。

そこで、フレイルの評価や、予防の指導などが行えていないという現状が明らかになれば、そういったところに理学療法士が出向いて行って患者の指導はもちろん、そこで働く看護師さんへの指導なども行えないかなと考えています。

最後今後の目標みたいになってしまいました。

次回の記事の内容は未定です。なんとか定期的に書いていこうと思いますのでよろしくお願いします。


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