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リズミカルにメンヘラを

なんでもいいから文章を書こう。何を書いても誰かの模倣な気がする。それでも声を上げ続けなければ誰の目にも留まることはない。誰も見ていないかもしれないけれど。そう言って嘲笑う他人がいるかもしれないけれど。何も書かなければそれは怠惰な気がする。自分の声を出せるのは自分の他に誰もいない。とにかく今はなんでもいいから文章を書こう。


崇拝が嫌い。追従が嫌い。誰かの複製になってしまいたくない。わたしの複製になんか誰もならないでほしい。わたしはわたしでいたい。誰かは誰かであってほしい。わたしが何者であるかなんて、わたしであること以外必要ないだろう。


寒い。暑い。眠い。怠い。辛くはない。楽しい。嬉しい。幸福感くらいはある。人と言葉を交わせばにこにこする。人の笑顔を見ればにこにこする。この人きれいな手だなとか、あの人きれいな肌だなとか、きれいな眼だなとか、目尻だなとか、なんであんなきれいに口角上がるんだろうとか、いろいろを見つけてにやにやする。なんというか、人が好きらしい。


ここがわたしの居場所ではないのだろうと思い続けている。どこにいても。何をしてても。誰といても。いつでも。いつかはさよなら。そんな予感を常に抱えている。どこに行くんだろう。最後は誰のところへ。わたしの向かう場所には必ず人がいた。


ただ傷付きたくないだけ。いつかはこの場所を離れると思っていなければ、いつかのそのとき平静を保てない。そんなことだから、きっといつまでたっても終の棲家を決められない。さよなら。どうせいつかはさよなら。そのときまではどうぞよろしく。そのときまでは出来るだけ近くで。いつもいつもいつも人に依存して生きてきたみたい。だめじゃん。


暗くて重くて気持ち悪くて、泣いたりなんかはしないけど、にやにや笑って近寄ってきて。たまに屈託なく笑ったりするから勘違いして。手を出せばどんどん深みにはまって。誰だってそんなとこあるだろ。痛いやつだと馬鹿にする権利なんか、ほんとどこにあんだよ。


リズミカルにメンヘラを、ぶちまけたっていいだろ。
わたしは今日も元気だ。



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