2022年ADCC-77kg級 大予想

みなさんこんばんは、まごっとです。
あと2ヶ月です!!!!!!!!!
何が2ヶ月なのか?!?!?!?!
あの!!!グラップリングの世界最高峰の大会、ADCC本戦まであと2ヶ月です!!!!!!!!

ということで、個人的な独断と偏見に基づいてADCC大予想を書いていきたいと思います!
今回は個人的に一番熱いなと思った男子-77kgの階級を書いていきたいと思います。
※画像は公式HPより拝借しております。

説明:読み方と勝ちやすい選手について

まず、読み方としては、選手ごとに☆~☆☆☆☆☆で、個人的な優勝可能性予想をつけていきます。
☆が多ければ多いほど優勝可能性が高いとまごっとが思っています。
また、まごっとがどのような選手が勝ちやすいかとADCCのルールに基づいて考えてみると
①極め力の強さ
②レスリング力の強さ

の2点に集約されると思います。
まず、ADCCは制限時間の前半はポイントが入りません。
そして、後半からポイントが入るようになります。
結局レベルがMAX付近になると極めることはできなくなって、ポイントゲームになってきます。
ポイントゲームになってもレベルが高いとパスとポジション奪取はできないため、結局は相手をテイクダウンするところに至ります。
ということで、前述の2つの強さが重要になってきます。

①JT Torres ☆☆☆☆

JT Torres

前回・前々回の覇者であるJT Torres。前回優勝枠で今回参加です。
圧倒的な防御力とポイントゲームの強さで「結局勝ってる」という盤石な試合運びでADCCルールに最高に適合しています。
今回もなんだかんだ優勝しそうで、優勝候補と言って良いでしょう。
唯一心配なのが、最近全然試合しておらず、コンディションが不明なところです。よって、☆4にしました。
とは言うもののまだ32歳。今回参加の新鋭選手たちにどのような試合をするのかが楽しみです。

②Oliver Taza ☆☆☆

Oliver Taza

Gorodn Ryan率いるNew Wave Jiu-Jitsuの中堅選手。
中堅と言ってもNew Wave Jiu-Jitsuの中なので、世間的に見れば常識離れしている強さで、最近行われたUFC Invitation2でも大活躍していました。
足関職人で、ADCCヨーロッパ予選を優勝しての参加です。
安定的な強さはあるのですが、最近の試合でちょいちょい負けています。また、トレンドとして足関最強時代は過ぎ去り、多彩な攻め方と前述の通りレスリングの強さがADCCには求められます。そのため、絶対に優勝するほどの圧倒的な強さがあるかと言われるとちょっと疑問が残ります。
ということで、優勝可能性は☆3としました。

③Tommy Langaker ☆

Tommy Langaker

ヨーロッパ予選を優勝して参加となった選手で、ノルウェー出身です。ノルウェー出身、珍しい!
まず思ったのが「え、77kgなの?!」でした。
以前Polarisで日本でもおなじみイゴール・タナベ選手と試合しており、そのときは90kgでした。どれだけ体重増減できるんだ?!
ADCC予選を勝ち抜いた実力はあるといえども、ギありがメインの選手で、ノーギはさほどやっていません。ADCC本戦レベルのノーギゲームについていけるイメージがなく、☆1としました。
冷静に予想すると、招待選手の得意なパターンにはまってタップして初戦で姿を消す可能性が高いと読んでいます。

④Kade Ruotolo ☆☆☆☆

Kade Ruotolo

最近ONE FCに出て、青木真也選手にも勝ったKade Ruotolo。
双子の兄弟であるTye Ruotoloと合わせて絶好調です。
長い手足を駆使して、個人的に見てる印象ですが、相手を粉砕するようなパワーではなく、くねくねとした柔軟的な攻めであれよあれよと相手を封じ込めている戦い方です。
北米予選を勝ち抜いての参加となり、最近勢いもありますが、超強豪選手とはあまり試合しておらず、ポイントで競り勝つところもあるので☆4としました。
他の優勝候補の、ブルドーザーのように相手を押しつぶすポイントゲームの化身のような選手と当たったときにどうなるかは楽しみです。

⑤William Tackett ☆☆☆

William Tackett

初回の北米予選で決勝戦でKade Ruotoloに負けるも、2回目の北米予選で優勝しての参加。
これまでの戦績としては負けもちょいちょいありますが、安定した強さがあります。
特にスクランブルやレスリングでワチャワチャっとしたところで競り勝つイメージです。ADCCのポイントゲームにもある程度は適合しているのではないでしょうか。
が、他のモンスター選手と当たるとなると、ちょっと優勝候補としては不安。ということで☆3としました。

⑥Mica Galvao ☆☆☆☆☆

Mica Galvao

前回のnoteでも書いた通り、ギの世界大会で優勝し、Polarisでは文字通りKeith Krikorianを粉砕し、今世界で一番勢いがあると言って良い選手です。
南米予選では当然のように全試合で極めて優勝し、参戦となりました。
ギのルールで慣れた世界一のポイントゲーム運び、18歳とは思えない相手を轢き殺すような勢い、世界一になっても止まらない成長。
足関対策は当然のこと、ギありらしくパス→マウント→極めというクラシックな攻め方は、一周したノーギの新しい時代を感じさせます。
今回のダントツの優勝候補と言ってよいでしょう。
個人的にはノーギP4PはGordon Ryanに次いで2位だと思います。
というより、もしもの話ですが、同じ体重であればGordon Ryanと同レベルで戦える選手かもしれません。
今回の-77kgで要注目の選手です!!!

⑦Roberto Jimenez ☆

Roberto Jimenez

Ruotolo兄弟にも勝ったことがあり、私の印象としてはミラクルを持つ選手です。
しかし、逆に「あれ?!」と思うところで負けたり、逆ミラクルも持つ選手です。
ADCCはみんな強い選手ばかりなので、奇跡が連続して起こる、ということは考えづらく、最近はそこまで調子が良くないイメージなため、優勝の可能性は高くないでしょう。

⑧Kenta Iwamoto ☆☆

Kenta Iwamoto

今回唯一の日本人出場となる、岩本健汰です。
前回のADCCでも本戦出場しており、日本人、というよりアジアではトップ選手です。
正直なところ、トップどころの選手との試合データがなく、未知数です。
本人はADCCに名を刻むためにやる気MAXで、今回のダークホースでしょう。
完全なダークホースですが、やはりトップどころの選手をなぎ倒して優勝ということは現実的に想像しづらいので、☆2です。

⑨Lachlan Giles ☆☆

Lachlan Giles

前回のADCC無差別級ではどでかい選手を足関節で極めまくって裏MVPでバズったLachlan Giles。
Kガードからの足関節は芸術です。
しかし、前回の階級別では序盤で負けました。
他の選手と比べてしまうと、ポイントゲームにおける強さにあまり期待できず、足関トレンドが去りつつある今、極めの力も期待できません。
よって、☆2としました。

⑩Lucas Lepri ☆

Lucas Lepri

もはやベテラン枠に入るLucas Lepri。
結構な回数にADCCに出ています。前回も出場しており、Lachlan Gilesを破りましたが、次にDante Leonに負けています。
最近全然試合をしておらず、他の勢いがある選手も多いため、優勝はあまり期待できないでしょう。よって☆1としました。

⑪Davi Ramos ☆

Davi Ramos

UFCに出たことがあり、2015年のADCCで優勝もしたことがあるDavi Ramos。
しかし、最近の試合結果はパッとせず、そもそもそんな試合していなかったり、今回は招待枠だったのですが呼ばれたのが驚きでした。
最近のグラップリングの進化についていけておらず、早い段階で負けると予想します。

⑫Nicky Ryan ☆☆☆

Nicky Ryan

元祖天才ティーングラップラーのNickyですが、もはやティーンとしての幼さは消え去り、今や容姿は兄のGordon Ryanに近づいてきています。笑
昔から期待されており、10th Planetの選手をなぎ倒していましたが、今や怪我で長期離脱。最近は全然試合をしておらず、あまりパッとしません。
今回はADCCに向けてベストコンディションで、B-Teamで鍛えた技術で活躍することを期待しますが、他のトップ選手と比べると優勝する可能性は比較的低そうなので☆3です。

⑬Dante Leon ☆☆☆

Dante Leon

77kgで強いけど優勝に毎回一歩手前のDante Leon。
安定感もありますが、毎回トップ勢から一歩手前・・・。
3位の確率は高いですが、優勝はちょっと難しそう。ということで☆3です。

⑭Renato Canuto  ☆☆

Renato Canuto

一時期はこれくらいの階級で最強レベルでしたが、最近は調子が落ちてる選手という印象です。
前回のADCCではGarry Tononとトーナメントの序盤で激しい試合をしましたが、ギリギリで勝てず。
招待選手ですが、優勝には現状ちょっと遠い印象です。

⑮PJ Barch ☆☆☆

PJ Barch

我らが10th PlanetのPJですが、毎回ADCC予選では優勝直前で負けており、今回は招待枠でした。
最近すごい調子が良くて、運が良ければ競り勝って上位まで行くかもしれません。
レスリングとスクランブルのトップゲームが得意なので、ADCCルールにも合っているでしょう。とは言うものの、トップ勢にはちょっと至らない印象です。よって☆3です。

⑯Andy Varela ☆

Andy Varela

比較的新鋭の10th Planetの選手です。
ADCC予選ではWilliam Tackettに決勝で戦い、ポイント負け。調子は悪くないですが、トップどころとは試合はほとんどしておらず、トップどころに勝つイメージが湧きません。
よって、☆1です。

いかがだったでしょうか?!
これはあくまで私の個人的な予想です!
皆様の予想や感想をぜひコメントやTwitterで書いていただけると嬉しいです!

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