父に聞いた10のこと。〜父からの返信〜

こんにちは。
私がもじもじしたため時間がかかりましたが、ついに回答をもらい、記事にすることができました。
やはり、父らしい回答だなと感じると共に新たな気づきがありました。

前回の記事はこちら。

Q1. 定年退職後の生活は楽しいですか

A1. 60歳の定年後は、再雇用と転職を2回して、現在も仕事を続けている。
すぐに退職していたら、当時は趣味もなく、毎日ぶらぶら過ごしていたと思う。
今は、仕事を続けていることで、人と接することが多く、やりがいもあり楽しく生活できていると思う。

→燃え尽き症候群のような症状が父に出るだろうと心配しての設問でしたが、今現在は出ていないようで安心です。
仕事が1番だったろう父らしい回答でした。そろそろ流石に退官だと思うので、仕事以外の趣味の比重を上げてもらえたら嬉しいです。そのときに燃え尽き症候群出ちゃうと辛いので。

Q2. 世界は広いですか

A2. 世界は狭い。ある国で偶然乗ったタクシーの運転手が、「昔、中東の仕事で当社に2年ほど雇われ稼いだ金でタクシーを始めた」と片言の日本語で話しかけてきたとき。

→海外を経験した方に常々聞きたい/聞いている質問ですが、海外経験&父という組み合わせで聞きたかった質問です。
こういうエピソード大好きです。縁のようなものなんですかね。私はまだ「世界は広い、未知は無限にある」と思い込んでいるので回答は意外でした。知識欲は満たせなかった。。

Q3. 困難はどう乗り越えましたか

A3. ある仕事で担当者が急に退職し、仕事の引継ぎがされないまま仕事を任されたときは、仕事の内容を協力会社から収集し、工程を計画し、昼・夜の2交代で仕事を進め困難を乗り切った。

→あえて何に対してかを記載せず、仕事について回答が来るんだろうなーと想像した設問です。
きっとあの時期のことかな?と想像できる時期があり、そのときは確かに苦労が顔に出ていたように感じます。私は人を動かすのが得意ではないので、口数が少ない父がどう周りを巻き込んだか、より深く聞きたいところです。

Q4. なぜこの年になって甘いものが好きになりましたか

A4. いまだに甘いものは苦手です。饅頭は年に1,2度食べる程度。アレルギーがあるわけではないが、食べたいと体が欲しない。

→箸休めの設問です。
いやいやいや、増えましたよ。卓上の甘味に手を伸ばす回数が。昔は一切手を出さなかったはず。

Q5. 子育てのだいご味は何でしたか

A5. 子供が年々成長しているのを感じるとき。子供がスポーツクラブに入り、お手伝いで一緒の時間を過ごし、スポーツを楽しめたこと。

→子育てについて、どう感じているのかを聞きたくての設問です。
確かに、父の視点だと子供と最も交流があったのはスポーツクラブの時期かもしれません。そのスポーツクラブは父兄の参画も積極的で、父も色々参加をして役割を担っていました。あの頃の父の立ち振る舞いをその後の私は自然に真似している気がします。前に出すぎず、後ろに下がりすぎず。

Q6. 子育てのおススメや後悔はありますか

A6. 仕事中心であったのか(単身赴任、出張、海外勤務等)、小さい時の子育ては母親任せだったように思う。赤ん坊はいつの間にか大きくなっていた。

→成功・失敗エピソードから学びを得たくてした設問でしたが、父の後悔がにじみ出る結果に。
この時代のお父さんはそういう人が少なからず居る気がします。
そして現在、どうなんですかね。昔より仕事偏重を許さない風潮な気はしますが、家事・育児分担の国際調査やネットにあふれる母の不満、残業に疲れる父の声を目にするに、父の育児参画はまだまだなんだろうと感じます。
ただ、どこが落としどころ・正解かは誰にもわからないのだろうと思っています。だって、上記の家庭に育てられた私は成人しましたから。

Q7. 働く上での働き方の信念は何ですか

A7. 何事も誠意をもって行い、相手を信頼し、努力すること。自分一人では何もできないと思う事。(コミュニケーションが重要)

→一番父の人となりが出るだろうと想定し、期待が叶った設問です。
家では見られない一面も垣間見ることができました。家では昭和の家庭なので大黒柱なんですね。子供に対して手口を出さず、逆にそれが怖かったのが父でした。そんな父も一人では何もできないと感じ、仕事では協力者を頼って働いていたのですね。
四字熟語とか超長文はなぁと考えていましたが、あっさりすっきり。嬉しいです。

Q8. 仕事のモチベーションは何でしたか

A8. 与えられた課題を達成させる事。客先の満足を得る事。

→私は達成する力が不足している自覚があるので、親子で違うのかな〜と感じました。

Q9. やっておけばよかったなと思うことは何ですか

A9. 日常会話ができる程度の外国語。せっかく長期の海外勤務があったのに、少しは努力したつもりではあるが、中途半端となり単語の意味だけで簡単な会話までは覚えられなかった事。

→何かのポリシーなのかと子供のときには思っていたぐらい英会話から異常なまでの回避でしたが、それは後悔につながったのですね、お父様。親子なので私も英語を苦手分野としてきっちりその性質を引き継ぎ、現在とても苦労していますよ、お父様。

Q10. 息子にこれだけは言っておきたいということはありますか

老後はよろしく。家族(特に兄弟)を大切に。

→息子への激励が来るかと思ったら先に保身でした。さすが。きっちりその性格を引き継ぎ、現在とても苦労していますよ、お父様。
ただ、自身の兄弟のことを念頭に兄弟大切にの発言が出ている気がしており、気になりました。今までそんな素振りは見たことがなかったので、今さら新たな発見です。

感想

正直、記事にするほどの厚みのある内容にはならなかった印象です、すみません、色々力不足でした。手紙でやり取りをしたのですが、口頭にすべきだったと後悔です。(抑揚でやすい、深堀しやすい。)

合わせて母にも10問作って送り、回答をもらいました。こっちも記事にしちゃうと読んでいる方がここで別記事に行ってしまいそうなので、キーワードだけ書き出します。

・ベビーベットに投げ飛ばす
・子供を置いて買い物 ※覚えていたのか。。
・ダンパー最高
・砂の女
・メジロ飼っちゃダメ
・猫飼いたい
・ありがとう!

設問時にも言いましたが、書き出してみること、おススメです!会うタイミングができたら、上記の回答を取っ掛かりにさらに色々聞いてみようと思います。

すけ

最後まで読んでいただきありがとうございます。頂いたサポートはnoteの中を循環させる予定です。