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いちばん古い記憶

こんにちは。ふと、自分の意識が残念な方向に変わっている事に気づき、いつか戻したいという気持ちを、希望を込めて書き留めます。

遠い昔、何となく覚えている怖かった記憶です。
確か3歳だったはずです、目を覚ますと見慣れた自宅は静まり返っています。居るはずの家族がおらず、部屋には私独りでした。小さな不安は部屋を見て回るごとに膨らみ、最後の部屋を見たのち、絶望と共に私は泣き出しました。

しばらく泣いていると、廊下の窓を叩く音と大人の声が。泣いている私を呼んでいるようです。聞き覚えのない声のため、私はその声に応えることができませんでした。

結局、家族が少しの時間なら起きないだろうと外出をしており、泣き声に気づいた近くの知り合いのおばさんが気になって見に来てくれた、というお話です。家族もそのおばさんにあらかじめ声をかければよかった、とのちに私に話していた記憶があります。

先ほど急にこの話を思い出して、さて、今の私はおばさんのような行動をとれるだろうか、と思いました。
どんなケースでもよいですが、例えば近くの家から怒鳴り声と子供が泣き叫ぶ声が聞こえるとか、もしかしたら。。という音が聞こえた時、私は行動を起こせるでしょうか。

行動を起こせないケースばかりではないはず。知り合いなら何かできるかもしれません。ただ、私の記憶する昔より、行動を起こすためのハードルは高くなっている気がします。子供のころは、子供である私が認識していないが親同士の知り合いがもっと多かったはず。近所で知らないおじさんに注意されることも多かったはず。そういう行動を起こす方がたくさんいたと思っています。

今は子供のころに感じていた社会とは異なります。
それはもしかするともう取り戻せない世界なのかもしれません。でも、私は行動を起こせることが少しでも多くなるよう、努めていきたいです。

一番古い記憶を思い出し、そんな事を思いました。

すけ

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