noteの同時アクセスに対して保持する下書きデータの確認

こんにちは。いわゆるnoteの「先祖返り」(Web業界用語?)についての記述です。

この記事の目的

誰に向けての記事かを先に記述します。
答えだけ知りたい人は”わかったこと(記事の核心)”をご覧下さい。

・似た体験をしていて先祖返りがどんな時に起きるか知りたい人
 ※ マルチデバイス、マルチアプリでnoteを操作している人
・私のように積極的に対策を打つ気にはなれず、「下書きが消えたら消えたでよいや」と思っているが、でもせめて消えにくい方法を知りたい人

起きたこととインパクト

最近、この先祖返りをnoteで下書き中に体験しました。
初めてではなく、今までにも数回体験しています。

戻り具合によっては著しくモチベーションが下がります。場合によってはもう再記入する気力&記憶が生まれずお蔵入りします。
今回は戻り幅が大きい記事で、書くか、捨てるか気持ちが揺れている間にこの記事が頭に浮かびました。

再発防止策について(しません)

毎回、対策を打とうと一瞬思うのですが、結局対策をせず再発させている状況です。

Google keepやWordなどのメモ・文章作成アプリケーションや他のSNSプラットフォームなど別の環境で記述してバックアップをし、結果先祖返りも防いでいる方がいらっしゃるのは認識しています。

私がそれら対策が打てない原因は、このnoteのレイアウトが気に入っていて離れられない、という点が最も大きいです。下書きレイアウトと投稿後レイアウトがほぼ同じなので閲覧のイメージがわきやすいのが一番大きい気がします。

※ リンク・画像の貼り付けの挙動やレスポンスが悪いとか、カイゼン要望はありますが、それでも使いやすいと思っています。

正しい?効果的な?対策については多くの記事がすでにあると思うので、この記事では記載しないです。私は上記理由できっと大した対策を打たずにnoteに書き続けるので、そもそも対策の記事も書けないですし。。

原因について

さて、視点を変えて、なぜ先祖返りしてしまうのかという原因についてです。

これは、思い当たる点があり、複数環境でnoteを開いていることだと思っています。具体的には、PCでnoteを書きながら、スマホでnoteを見たり書いたりする、など複数の環境から同時アクセスをしていること、が問題だろうと思います。

わかりやすいのが、PCで最新の下書きを保存した後に、スマホで編集中の同じ記事(1世代前)を見つけ、また下書き保存する、などの操作です。

最終的にnoteの世界には1世代前の保存したデータが残り、最新の下書きは上書きされてしまいます。

再発させてみる背景

ただ、私の中では少し腑に落ちない点があります。もう細かな操作は覚えていませんが、今回は上記のような複数環境で上書きはしていないはず。。です。

ただ、noteは記事の自動保存の機能もあります。複数環境の同時アクセスに対して、何のデータを最新として残すのか、について調べておこうかなと思いました。プログラムに詳しい人なら何かを見るとわかるのかもしれませんが、私はできないので、実験です。

再発させてみる実験

以下のような検証作業をしてみました。

スマートフォン(Android)、PC(Windows)で以下を準備します。

スマートフォン
・Webアプリ2種
・noteアプリ1種
PC
・Webアプリ3種 (うち一つは閲覧用)

上記5つのルートを使って、下書きしたりアプリを切り替えたりして、どんな操作時に閲覧用の画面が変わるのかを検証してみます。

検証[1] 下書き保存ボタンによる保持データの変化

作業手順・検証方法

・保存ボタンを押さずに、次々とアプリを切り替えて下書きを書きます。
・下書きを書いた順に順々に下書き保存します。
・閲覧用のWebアプリで、記事が同変遷していくかを確認します。

画像1

結論

・Web版noteには自動保存機能があり、この機能が動くと都度反映される
・noteアプリには自動保存機能がない、下書き保存ボタンを押さないと保存されない
・Web版noteの自動保存は常に最新に反映されているわけではない。「保存中」→「下書き保存」にボタン名が変わればそのタイミングの記事が反映される

画像2

※ 「保存中」のタイミングで画面を非アクティブにしたところ、編集途中の状態で反映された

検証[2] 自動保存機能による保持データの変化

作業手順・検証方法

・保存ボタンを押さずに、2つのアプリを切り替えて下書きを書きます。
・1つ目のアプリに戻り、下書きを編集します。
・下書き中にアプリを終了させます。

画像3

結論

・自動保存は「下書き保存」ボタンが「保存中」→「下書き保存」に代わることで実行される ※わかりにくい
・下書き中にアプリを終了した場合、自動保存がされていなければ反映されない

画像4

わかったこと(記事の核心)

① 自動保存機能
Webブラウザ・Webアプリケーションとnoteアプリでは自動保存機能について挙動が大きく違います。まず、この違いは両方を使う利用者に著しい混乱を生みます。

Web:自動保存を行う
noteアプリ:自動保存を行わない

→これを考えると、せめてWebかアプリか下書きを行う環境は統一したほうが良いかと思います。以下記事の話を鑑みると、Webのがよさそうですが。。

② 自動保存のタイミング
次に、自動保存のタイミングもまちまちです。文字編集を始めるとしばらくで自動的に保存を始めるものもあれば、ページ更新のような明示的な操作が必要なアプリもありました。調査が不足しているので正しく知らないですが、使うWebアプリによるのかなと想像します。

→Webで編集を行うと決めた方は、どんな操作が自動保存のトリガーかを知っておくと良いかと思います。画面から離れるとき(アプリ切り替えなど)には、その操作を行うことを習慣にできれば、常に最新に更新されます。

また、複数Webを利用していて、古いほうで更新保存してしまった場合、新しいほうが下書きの状態で残っていれば、保存することで最新を取り返せます。焦らず、探してみることをお勧めします。

③ 最新の保存状態がわからない
最後に自動保存機能は右上の小さなボタンの表示文字(保存中⇔下書き保存)と表示色(グレー⇔白/ライトグリーン)でしか判断できません。小さなボタンの小さな変化をリアルタイムにみている必要があり、今の状態がいつでもわかるようになっていません。「下書き保存」とボタンが表示されていても、最新の一文字まで自動保存が反映しているわけではないのです。

→note運営にカイゼン要望を出してみます。

さいごに

結局、私に起きた前回の先祖返りは、「最新記事をPCで作成・保存し、ログアウトした後に、だいぶ前に下書きのまま放置したスマホのWebアプリを開き、その画面が表示された後に自動保存機能が上書きしたこと」が原因だと思われます。下書きのまま放置は、ダメ絶対。

ただ、個人の操作とは別に、巻き戻し(ロールバック)も時々行われるという噂もありますし、上記のデザイン思考と本質追及を楽しもう♫さんのnoteアプリの恐ろしい不具合の話もあるので、バックアップはするに越したことはないです。

すけ



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