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【東京の銭湯】51.秀の湯(杉並4)

5月、GW。西荻窪駅に降りた瞬間とてつもなく心地よい風が吹いて、外気浴すると気持ちいいだろうなという欲が湧いてしまい、ROOFTOPに足を運ぼうとした寸前で「風呂にも入りたい」という欲がむくむくと膨れ上がってしまい「秀の湯」へ。ROOFTOPに風呂があったら負けてた。


長い商店街のような道をひたすら真っすぐ歩いて10分ほど。

券売機でサウナ付きの入浴券を買おうとすると「フロントでお支払いください」の文字が。


フロントでサウナ代の300円を渡すとタオルをくれた。
よく見ると3枚あり、「バスタオル」と「フェイスタオル」と…そして謎の正方形の布が一枚

浴室に入ると洗い場が広くスペースを取っていて、お風呂はその分小さめだけど、種類も豊富。
38度のぬるま湯とその横に電気風呂

ジェットバスゾーンには、
腰を重点的に刺激する「ボディージェットバス
立ったまま背中を強烈な水圧でマッサージする「ハイパージェット
足裏、ふくらはぎ、腰、肩と全身をまんべんなくほぐす「座風呂

そして42,3度と熱めの薬草風呂。日替わりらしくこの日は「健美泉」甘草はじめ全10種の生薬をブレンドされてるようで、いい匂い。この匂いが浴室全体に漂っていて、それだけで落ち着く。

さらに外には露天風呂が。しかも高濃度炭酸泉のおまけ付き。
露天風呂で、炭酸泉は個人的にはかなりポイントが高くて嬉しい。
38度と温めで、ずっと入っていたい。

サウナは脱衣所の一部を改築したような場所にあり、そこにあるフックに先程の謎の布が掛けられている。みんなその謎布を手にサウナに入っていて、どうやらサウナマットとして使っているよう。
ビート板を使い回すのがなんとなく気になる人にはかなりありがたいかも。

サウナ室はL字型の横長で、2段。10人以上は入れそう。
遠赤外線ヒーターで、かなりドライ。温度計は100度だけど、体感はもう少し低め。でも、しばらくするとドバっと汗が出てきて気持ちがいい。
人の出入りが少ないときは105度にもなっていて、流石に体感もかなり熱かった。

テレビはあるけど、みんな黙々と入ってるおかげで、とても静かに感じて、薄暗さも相まって心が落ち着く。正面に窓ガラスがあり、外が見えるため開放感もある。

水風呂は16度としっかり冷たくて気持ちがいい。
先程の露天スペースに行くと風が心地よく、今日むくむくと湧いた欲が全て満たされてしまった。
これが最高ってやつか…

のんびりとあまり時間を気にせず、それでいてありとあらゆる風呂に対する欲があるとき、ここに来ると全てを受け入れて満たしてくれる、そんな最高の銭湯でした。


<過去記事>

・50.巣鴨湯

・1~44はこちら


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