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『インターネットの本質は、「中抜き」である』が理解できてきた

ネットの本質は「中抜き」である。
と7年前にホリエモンが言ってたけど、最近になってやっと意味が分かってきた。

「中抜き」とはつまり、マッチング機能のことだ。
誰かと誰かを繋ぐ場所なんだろうと考える。

言葉から考えて「マッチングアプリ」のように、人と人を繋ぐものが有名だ。
これって昔は出会い系とか言って、ケータイの時代からあったものだ。

ここ最近このインターネットの本質と言われている機能を存分に活用したサービスがいっきに浸透してきた感じがする。

農業におけるマッチングサービスについて

僕のなかでは、メルカリが流行りはじめたあたりが分岐点だったように感じる。
メルカリもまさに、要らないものを持ってる人と欲しいものがある人のマッチングアプリだ。

農業においては、生産者と消費者をマッチングする食べチョクポケマル

生産者と資材屋さんをマッチングするアグミルなどがある。どれも年々利用者が増えているようだ。

マッチングサービスが伸びている理由

こういったサービスが伸びる理由は、結構シンプルだと思っていて

ネット上に今までにない市場である

ということが大きな要因だと考える。
ネットを当たり前に利用する人が増えているから、こういったものが伸びるは必然だと思う。

もちろん、需要が期待できるサービスであることが大前提。

ただし、「ネット上に」というのが結構ミソで、マッチングサービスの多くは既存のビジネスの考え方をネットに持ってきている。

JAがリアルでなんでもやっている

ちなみに、農業におけるネット上のマッチングサービスはすでにJAがやっている。

JAは生産者と消費者をつなぐ流通の役割もやっているし、JA自体が資材の販売も行なっている。
そのほか、JAには金融機能や保険機能もあるため、それに似たようなサービスがネット上に出てくるだろう。というかもうあるかもしれない。

ビジネスになっていないものこそ伸びやすい

ネット上にないもの、だけでなくそもそもビジネスとして存在しないものもネット上でマッチングサービスとなりうる。
例えば、あの資材どうだった?とクチコミを投稿できるアグリパッドがそれだ。

これは、農家どうしでの情報共有としてやっていたことをネット上に持ってきたものである。

今まで人づてにしか情報がなかった分野がビジネスになるのだ。レストランのレビューサイトの食べログとかがその典型じゃないかな。

農業における、ビジネスになっていないこと

どんな農家さんがいるかがまとまって知れること
農家をやろうと思ったときに、ひとつの課題となるのが「自分はどんな農家になりたいか?」という点である。儲かる農家になるには?とか自然農法をやるには?とかについては情報そのものはたくさん溢れているんだけど、まとまったものは少ない。

ひとことに農家といっても、本当にさまざまなスタイルがありすぎて情報の取捨選択だけでだいぶ苦戦する。

農機具の貸し借り情報
誰がどんな資材を持っていて、貸してもいいよって人が誰か?などの情報がまとまってるとありがたいなと感じることが多い。
特に、知り合いも少ないエリアではじめる場合とかはかなり苦戦しそうだ。

農業は時間かかりそう

農業の分野は驚くほどにアナログだから、これからネットビジネスが増えても利用者が増えるとは限らない、これからはじめる人とかネットに強い人が増えてくればもっと面白いことになると思うけど。少し時間はかかりそうだ。

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