【Cubase】iPadを使ったCubase時間短縮術 - (Lumer編:補足01)

みなさんこんばんは
Devin Kinoshitaです。

今回は前回/前々回の内容の補足と、追加の機能のご紹介をしたいと思います。

前回、前々回とCubaseとLemurのセットアップについて記事を書きました。
今日、関連する動画がないかとYoutubeを見ていたら、今回の内容をバッチリしかも超わかりやすく触れている動画があったのでご紹介します。完全英語の動画になりますが、言葉がわからなくても超丁寧に動画を作っておられるので、なんとなくわかるんじゃないかなと思います。

ご紹介するのはComposer/ProducerのBrian Rivlinさん。トロント在住で、TVなどの楽曲などを手がけておられます。動画では、前回のLemur Setup編でお伝えした内容に加え、1点重要なポイントに触れていましたので、日本語にてご紹介します。

【Audio MIDI Setup(Mac)】

上記動画1:46~からになります。
全ての設定を始める前にAudio MIDI SetupからIACドライバをセットします。
IAC (Inter-application communication)ドライバは、その名の通り内部アプリ間のMIDI情報のやり取りをするためのドライバです。これによりMAC OSがアプリ間で仮想のMIDIケーブルを繋ぐようなイメージです。
Apple公式でも、IACドライバのセット方法が書かれていますので、そちらも併せてご参照ください。

Brianの動画では、わかりやすいようにIACドライバーの名前をLemurに設定していますね。また、"装置をオンライン"にも忘れずチェックを入れておきましょう。こうすることで、Cubaseが起動ごとにLemurのポートを記憶してくれます(と言っています)。

Lemur Daemonの設定では、前述のIACドライバーの名前のポートを選択することで、iPadとMacの接続が可能になります。その場合には、Lemur DaemonのMIDIポートと、CubaseのGeneric RemoteのMIDIポートを今回設定したものに変更する必要がありますね。

【Container(フォルダ機能)の追加】

【Containerの設置】
Container機能を使用すると、領域内のオブジェクトをまとめて管理できる上に、タブを切り替えることで表示を切り替えることができます。
Contaierの追加方法はカスタムボタンと同様に、画面右上のCREATION WindowからContainerをドラッグ&ドロップします。追加したConainerを右クリックすると、"Make Tabbed"からタブを追加できるので、必要なタブを追加しましょう。

画像1

このようにタブを切り替えられます。iPadではタブをタップ、MacではPROJECT WINDOW内のタブを選択することで表示を切り替えできます。Container内にオブジェクトを配置するには、タブを選択した状態でオブジェクトをドラッグ&ドロップでOKです)。

画像2

Tabの非表示化】
Brianの動画でもあったようにTabを非表示にした上で、CustomButtonでTabを切り替えることができます。まずはTabを選択した上で、"OBJECTS>Properties>Transparent(ON)"にします。

続いてCustom ButtonをTabの数だけ設置します。Cutom Buttonの設定はまず"OBJECTS>Behavior>Pad"です。

画像3

次に"MAPPING>MIDI>Target>Parent(None)"に設定します。

画像4

【Container: Scriptの設定】

Tabとリンクさせるカスタムボタンを選択し、画面右下、PROJECT>SCRIPTをクリック。Creat Scriptの画面が表示されたら以下のスクリプトを入力します。

selltab()

画像5

画面下部にあるScript Windowから以下のScriptを入力します。

selecttab(Containerの名前,Tabの番号);

画像6

Scriptが正常に動作していれば、上の画像のように灰色のスクリプトになります。あとはiPadで実際にCustomButtonを操作して動作を確認しましょう。

TabをCustomButtonにアサインするScriptの設定は以上となります。


本日の内容は以上となります。
次回、CubaseのLogical Editor/Macroの設定をピックアップしたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
それではまた次回

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