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【防災】いかに備えるか。地域と大学生にできること。【東淀川区】

今年の2月に災害対策学習会として、東淀川区役所職員から区役所が行っている防災の取組みについて説明していただきました!

区役所防災担当にかかる負荷

災害発生時には業務が増え、大変忙しくなり負荷がかかってしまうことを知りました。現在の東淀川区役所職員と東淀川区民の割合を表した数字で紹介されました。なんと1:636です!この数字から、災害時に区役所職員が区民を一人一人守る直接的な行動はほぼ出来ないと考えられます。

区役所防災担当の業務について

防災担当者は特に何を行なっているのでしょうか。それは災害時のために役立つ"日頃から備える取り組み"の推進です。

主に①防災訓練の実施
      ②備蓄物資管理
      ③災害の備えを啓発する

この3点で、
東淀川区民の備える力をサポートしています。

備える力①防災訓練の実施

これを読まれている方の中には、学校や近隣地域で開かれた防災訓練に参加した方もいらっしゃると思います。

東淀川区役所では、防災訓練の前に訓練の種類や役割の学習会が開かれているそうです。

学習会を終えて、そのほかに、、

*小学校などに実際に避難する訓練
*地域住民による避難所設営
*防災装備の体験利用
*非常食の実習と試食
*補助が必要な避難者の避難誘導
*災害時の応急処置の体験
*物資の応援要請
*コロナ禍の避難所対応
*三密回避の避難スペースへの理解と確認

、、、、、
えええ!こんなに!と思われ方いらっしゃると思いますが、なんと東淀川区役所が開く防災訓練ではこのような災害時を想定した訓練が体験できるのです。

地域住民による避難所設営という説明がありました。よく聞くと、区役所職員が被災していた場合や職員だけでは担当しきれない人数が避難所に避難した場合を想定しておこなっているそうです!!

地域住民が小学校の体育館の鍵を持っているというお話を聞いて、少し驚きましたね!
これぞ、共助に当たるのではないでしょうか^ ^

【区役所職員さんへQ!!!】

Q.大学生でも何かできることはありますか?

A.避難所のボランティアは、「自分自身や家族、友達など身近な人の安否が取れた万全な状態」の方であれば積極的にどんどん行って欲しいです!

このことから理解できたのは、
身近な人の安否を確認することが重要という
ことです!それを終えて、万全な状態であれば
ボランティアを行いましょう!

備える力②-1備蓄物資管理(公助)

今まで災害を経験して、その度に避難所への避難想定人数が更新されています。平成27年度からは、南海トラフ巨大地震の避難想定人数が53万人であるとされました。その莫大な人数の避難サポートを行うにあたり莫大な備蓄物資が必要になります。

《 南海トラフ巨大地震想定 》昼間人口360万人中
60% 避難所外生活者(217万人)
25% 一時避難者  (90万人)
15% 避難所生活者 (53万人)

備蓄については、自助・共助・公助にわけて考えていくことが必須になります。

★この避難所外生活者は、自助にあたる
日頃から自宅に集めた備蓄品】が重要に。

★一時避難者は共助にあたる
民間事業からの物資提供】が重要に。

★避難所生活者は公助にあたる
災害救助物資】が重要に。

公助(こうじょ)
市役所や消防・警察による救助活動や支援物資の提供など、公的支援のこと。
災害時には、自助・共助・公助が互いに連携し一体となることで、被害を最小限にできるとともに、早期の復旧・復興につながる。

市、府、国の三つの支援は、
被災地の要請を待たずに緊急輸送するプッシュ型支援、被災地が要請して送られるプル型支援で構成されています。

支援物資は、種類が決まっていて非常食や毛布、シートなどの定番のもの高齢者幼児用のおむつや食事で構成されています。

注意:
支援には含まれない個人に必要な常備薬やアレルギー対応食品、予備のメガネなどは自身で揃えて避難所へ持っていくことが必要になります!

その支援以外で避難所に常備している53万人の備蓄は、被災当日に避難所へ来る人数を想定されています。

備える力②-2備蓄物資管理(自助の工夫)

自助の工夫として
自宅の備蓄のおすすめを3つ紹介します!

1つ目なんですが、皆さん、
ローリングストックという言葉知ってますか?
備蓄した食品を定期的に消費して、食べた分だけまた買い足すという備蓄の方法です!

防災商品、非常食を買うと少し高いと感じることがあったり、非常食の賞味期限がいつの間にか切れていたりそのようなデメリットを解消する方法です🌟

おすすめ:
今回お話を聞いた東淀川区役所職員の方は、
好きなカップラーメンを多めに買って
消費した分だけ買い足しているそうです^ ^

2つ目は災害非常時用トイレです!
災害時でもトイレは必ず行くものであり、確実に必要になるので、今のうちに買っておくことがおすすめです。揃えて損がない商品です!!!

3つ目は、キャンプ製品を揃えることです。
電気ガス水道が止まる可能性が高く、その状況で対応できるコンロ、ガスボンベ、ランタンなどキャンプに使えて災害に強い製品を集めてみましょう!

※備蓄以外には、
①タンスの上につっぱり棒を設置する 
②観音開きの開き戸にロックをつける
この工夫が被災の受け方に
変化をもたらすので重要に!

備える力③災害の備えを啓発する

東淀川区役所や大阪市役所は、
紙媒体と電子媒体で啓発を行なっています。

リンクを貼りますので、良かったらタップして確認してみてください!!!!

市役所防災マニュアル
(日頃からの備えや心構えを高めていこう!)

ひがしよどがわ
(東淀川区に密着した情報を手に入れよう!)

水害ハザードマップ(東淀川区)
(災害避難場所や水害の被害の確認を!!!)

大阪市防災アプリ
(避難所開設の状況、安否連絡、浸水想定マップなど災害時ためになるアプリです!)

東淀川区Twitter
(災害時に東淀川区の災害情報を発信!)

大阪市危機管理室Twitter
(大阪市内の災害時情報の共有、防災情報の発信!)

東淀川区役所ホームページ
(最新の情報、正確な情報が確認できます!)

今回の学び

今回の学習会では、東淀川区役所を防災という面で深く学ぶことができました。
現状を知り、災害対策を強化していきたいと思います!このnoteが、誰かの役に立てばと思ってます!

災害は起こってからでは遅い。

できる限りの備え、心構えをしていきましょう!

大学生の一人暮らしの方も、
自分で自分の身を守ることを第一に!

学習会の様子はこちらから

その他、
大阪経済大学の防災教育プログラムはこちらから

記事: 三宅佳織(学生広報隊)

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