【ゲームレビュー】貴方の心も盗まれますペルソナ5ザ・ロイヤル
今回は私の大好きなシリーズペルソ5ザ・ロイヤル(以降はペルソナ5と略させていただきます)をレビューしていきたいと思います
このゲームを一言で表すとするならば「長い」です
普通にプレイをしてクリアするのに120時間イベントをスキップしても50時間かかります
120時間のプレイ体験はプレイヤーをきっと満足させてくれるものになる
私自身も満足のいく体験をさせてもらった
しかしそれは1周目をクリアした感想であって周回プレイを重ねると考え方が違ってくる
今回は5周した私の感想を書き連ねていく
オススメできない人に向けて
こんな事言わなくてもわかると思いますがペルソナ5のジャンルは「RPG」です
RPGの楽しさをバトル、育成、探索に重きを置いてる人にはオススメできません
何故かというとペルソナ5はリアルな学園生活を再現するためにカレンダーのスケジュールシステムを搭載しています
ゲームの進行は1日単位で進んでいきます。朝、午前、午後、放課後、夜と進んでいきこの中での自由時間は放課後と夜になります(夜は放課後に比べるとできることは少ないです)
放課後にパレス、メメントス(異世界のようなもの)に行けばバトルや育成はできますが放課後にできることはそれだけじゃありません
友達と過ごしたり人間力を上げるために勉強、バイト、遊びなどをして過ごす事ができます
これらの行動をすると時間が進行してしまいます
なので友達と過ごしてから異世界に行くという選択はできないのです
なら友達と過ごすのをやめてひたすら異世界に行ってバトルや育成を楽しめば良いじゃんと思いますが
友達と過ごす事によって異世界で役に立つコープアビリティをGETできるので無視するわけにもいきません
更に友達と過ごしてコープランクを上げると合体する時に経験値ボーナスが貰えます
レベル上げ自体もパレスを攻略する上でのお宝ルートまでの確保をすれば適正レベルになります
パレス攻略も慣れれば1日で済むしメメントスもコープを過ごせる相手がいない時くらいしか行きません
なのでバトルや育成をする機会は殆ど少ないです
探索に関してもパレス内を自由に探索できると思いきや仲間から「あそこが怪しいから行ってみよう」、「この扉を開けるには仕掛けを解かなきゃいけない、来た道に仕掛けがあったから調べてみよう」など指示されて行動する事が多い
ただでさえ日常のイベントが多いのにパレス内でも指示というイベントの多さで自由にゲームを触らせてくれない部分が多い
パレス内で迷わないように丁寧に教えてくれているのだろうがプレイヤーに考える機会を与えてくれないとゲームとしてはつまらない
ペルソナ5のパレスは仲間の指示の元最初から最後までやらされてる感が強い
日常の行動に関してもモルガナがいちいち口出しをしてくる。もう指示するのはやめて自由にさせてくれ!と思うでしょう
オススメポイント
選択肢が秀逸
コープの選択肢が秀逸、コープとは友達や知り合いと協力関係になって絆を深めていくものです
関係相手の性格をちゃんと読み取って選択肢を選ばないと、これを言ったら誰でも喜ぶだろう選択をしてもあまり好印象を与えらない可能性があります
過ごす相手によって選択肢の好印象、悪印象の差別化は考える余地があって面白かったです
ストーリー上の選択肢もユニークなものから真面目なものがあって自分好みに自己投影できる
授業の問題が面白い
学生生活を送る上でかかせないのが授業ですね
授業を受けてると先生がプレイヤーに問題を出してくる事があります
ペルソナ5で出てくる授業の問題は架空の問題ではなく現実世界にある問題を出してくるのでプレイヤーの知識が豊富であれば正解を量産することができます。知識がなくて間違っても答えを知ることで1つ賢くなることは間違いないでしょう
知識に自信がある人は全問正解を目指してみるのも良いかもしれませんね
ゲームやらない人に向けての配慮が素晴らしい
ゲームの世界へ入り込む導入の仕方。普段ゲームやらない人に向けてのチュートリアルのわかりやすさ。メニュー画面、戦闘画面のUIの見やすさはピカイチです
ゲームの難易度もそこまで高くないのでRPGとしての入門編にはピッタリの作品となっております
逆にゲームをいっぱいやってる人からすると親切なチュートリアルをくどいと思ってしまう部分でもありますけどね
最後に...
今年の2月2日にペルソナ3リロードが発売されました。ペルソナシリーズが好きな私ですが今作は買ってません
最近ではイベントが長かったり頻繁に導入されるゲームは苦手になってきました
イベント、ムービーを観ての30分よりゲームとして触れさせてくれる30分のゲームが好きです(インディーゲームの人気はゲームとして触れさせてくれる部分が多いから人気が出るのかな)
もしこの先ペルソナ6が出るならイベントシーン短めにしてカレンダーシステムを廃止していつでも気軽に戦闘を楽しめるゲーム作品になってくれる事を願ってます
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