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【読書感想文】なるほどデザインは本当に「なるほど」をくれた

前置き

今年の目標として月1冊の読書があるのですが、2月に読んだ本の備忘録かねてnoteに残しておこうと思います。たぶん同じ悩みをもってる社会人の方にも有用な内容になるかな、とも。

わたしの現状
企画制作職(ディレクター / プロデューサー)です。eSports的なことを中心に、あれこれ提案する日々。

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

2月に読んだ本はこちら。仕事柄、PowerPointやGoogleスライドをめちゃくちゃ使います。
そんななかで、もっとイケてる資料を作りたい、もっと伝えるためには…と、ずっと思っていました。

余白が大事、フォントはメイリオ、表組みやグラフ、図や画像を入れる、みたいな鉄則は知っているものの、やっぱりどこか垢抜けないこの資料をどうにかしたい。ということで、ぼんやりしていたデザインってなんなのかを知ろうと手に取りました。

とはいえ、デザイン知識皆無のわたしが本を選ぶのも難しく「目で見て楽しめる」という点がとっつきやすそうに思ったことと、ジャケ買いだったんですが、買ってよかったと思ってます。

本書では、余白のデザインや強調の仕方、色の効果と印象の与え方など、デザインについての基礎知識から応用技術まで幅広く紹介しています。豊富な写真やイラストを使って、わかりやすく解説してくれていて、デザインの理論だけでなく、実際のデザイン事例も多数掲載しており、実践的な知識も得られるかと。
あくまで初心者向けではあるんでしょうが、デザインのセンスがあがって、より魅力的なデザインを生み出すことができるようと思います。おすすめです。

書籍の詳細な内容や記述部分についてはあまり触れません。買ってください。が、書籍を読んだことでわたしが得られたと感じたことを残しますので参考にしていただければ幸いです。

書籍の特徴5つ

  • 目で見て楽しめる新しいデザインの本

  • デザインの基礎知識から応用技術まで幅広く紹介

  • 豊富な写真やイラストでわかりやすく解説

  • 実際のデザイン事例も多数掲載

  • デザインのセンスをよくすることができる

箇条書きにすると上記5点が特徴だったと思います。
そのなかでもわかってよかったなと感じたポイントが下記3つです。

わかったこと1:資料の骨格をつくる

テキストや図表の配置で意識するポイント、目線の動きやすさを考えることで、読み手にストレスがかからないように意識することが必要。
色や書体のまえにまず骨格が大事。筋トレもおとなになってから(骨格が固まってから)だもんな、と思うと腑に落ちました。

わかったこと2:強調の仕方と確認

主役をねらって光を当てる、意図したとおりにスポットライトを当てることができているのかを確認する方法、目からウロコでした。
あわせて、どのようにライトを当てるのかも複数の状況に応じて記載があるので非常にためになります。

わかったこと3:色の効果と印象の与え方

色を知って色を使いこなして、どのような印象を読み手に与えるのか。たぶんここだけでもお金を払う価値があると思います。必読です。毎日読んで暗記してもいいレベル。買いましょう。

感想とまとめ

全体を通していわゆるデザインの輪郭を読者にわかりやすく伝えてくれたうえでディテールにも触れてくれています。同様の素材をつかって複数の例をあげてくれている非常にやさしい書籍でした。
構成としては複数ジャンルの雑誌をひとつにまとめて、デザインの基本について説明してくれているような感じです。

なんかそれっぽくはなるけど、どこか違うねん…という悩みがある方にはおすすめできると思います。そのままパワポに落とし込んで使うぞ!という実用的なレベルの記載もありますが、もっと前提の概念、考え方的なお話もあります(そもそもパワポ向けではなく、デザインとはのお話)。

ここまで読んだ人はぜひ買ってみてください!ほんとうによかった。

ゼロの心の声


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