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ニューヨークの超高級クラブでDJしてみて

こんにちは。先週マリオットホテルの屋上に構えるクラブ、Sky RoomでDJしてきました。ここは月に2、3回依頼があり、もうかれこれ3年以上やらせてもらってます。タイムズスクエアを囲むビルの夜景がとても綺麗で、ルーフトップクラブとしてはニューヨークで3本の指に入るベストクラブです!オーナーはフランス人の夫婦で、偏った選曲(特にヒップホップ)に厳しく、オープンフォーマットDJでないと上手く対応できない場所です。

ウェブサイト https://skyroomnyc.com

今日の1曲 

1. The London - Young Thug ft J. Cole & Travis Scott

ロービートだけだとお客さんは飽きちゃうのでBPM(曲の速さ)90台のTrapはDJにとって最高に有り難い! プロデューサーは、J. Coleの "MIDDLE CHILD" を1日で作っちゃう器用なT-Minus。大人気Travisの ”Meet me at the London" から始まるフックはつい口ずさむ。

お客さんからのリクエスト

1. I Don't Care - Ed Sheeran & Justin Bieber

お客さんのリクエストは大体Billboardの上位にある曲が多いかな。現在2位にランクインしているキャッチーなポップミュージックです。白人の可愛い自分勝手な女の子からリクエストがありましたw

2. Old Town Road - Lil Nas X ft Billy Ray Cyrus

そして現在も1位をキープ中のこの曲!キャッチーで覚えやすいし、どこでもみんな歌ってる。この曲はなんでこんなに人気があるかというと、カントリーミュージックとヒップホップを融合したものだから。カントリーミュージックといえば白人のもの。それを黒人であるLIL Nas Xがヒップホップ風に歌う面白い曲がこれ!

子供にこの人気!日本でいう小島よしおだね。ヒップホップがこうやって子供に歌われるアメリカはやっぱ最高!一発屋にならないように早く次の曲出してほしい。因みにレジェンドNasへのリスペクトから名前変えるって噂もあるけどどうんなんだろ。

3. Drogba (Joanna) - Afro B

イタリア出身の Afro Bのニューシングル”Drogba(Joanna)"は一晩に1回はリクエストがくるほど大人気の曲です。Drogbaはあのサッカー選手ドログバのこと。チェルシーでもプレイしてた選手ですね。ニューヨークでアフロビートの需要はかなり高いよ。#DrogbaChallengeっていうダンスコンテストもSNSで流行ってるのチェックしてみてください。

ウケたトリックプレイ

1. Uproar / Lil Wayne ft Swizz Beatz → Where Is The Love? / Black Eyed Peas

"Uproar”のリリックの中で『Where the love go?』ってアカペラでLIL Wayneが歌うとこがあるんだけど、そこをループさせて、”Where is The Love”のイントロをミックスしてみたらめっちゃウケた!曲調は全然違うけど、それより前後の曲の関連性が大事。この後ロックやポップミュージックなどの他ジャンルに展開しやすいのでおすすめです!因みにオリジナルG. Depの"Special Delivery"は”Oproar"よりかっこいい!

2. ABC / Jackson 5 → O.P.P. / Naughty By Nature

"O.P.P.(Other People's Property)"または”Other People's P*ssy”の元ネタは勿論Jackson 5の"ABC"です。今マイケルの性犯罪疑惑の問題で彼の曲がかけれない状況なんだけど、DJ仲間の間ではJackson 5は大丈夫みたいなのがある。死んでから10年以上経った今となっては彼も反論できないよ。俺は今でも大好きだけど、女性側の気持ちになったら迷うところ。だから最近俺がかける"Don't Stop 'Til You Get Enough"はこれ!

簡単ですが、先週のSky Roomについてはこんな感じです。今後もう少し細かいプレイリストや、実際のミックス音源などの配信も考えていますので楽しみにしていてください。あとツイッターでは、簡単なリアルタイム情報やDJあるあるなど幅広い投稿が多めで、インスタでは自分が撮影した写真やファッション、そしてパーティーの模様などを映像でお見せしています。興味があればフォローを宜しくお願いします。


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