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DJとして体験したアメリカのプライベートパーティーはすごい!

こんにちは、wasabiです。

今回は前回の記事に関する「プライベートパーティー」について書いていこうと思います。今回もできるだけ短く書くので読んでもらえたら嬉しいです。

「そもそもプライベートパーティーってどんなパーティーなの?」って思う人も多いと思うんだけど、そのままです。クラブやバーなどのスペースを借りて開催する招待制のパーティーこと。だけど関係者しか参加することができないので、僕がDJとして参加して感じたことを皆さんに伝えられたらいいなぁと思ってます。

アメリカと日本のDJに対する考え方の違い

日本では結婚式やプライベートパーティーでDJを呼んだりすることって少ないと思うんだけど、アメリカでDJはすごく重要な存在。どんな小さなバーやクラブ、ハウスパーティーでもお金に余裕があればDJを呼びたいと思っているのが正直なところ...。パーティーにも色々あって、前回話した中学生の卒業パーティーから50歳の誕生日パーティーまで様々。ただ幅広くこのような仕事をこなすにはオープンフォーマットDJ、つまりどんな音楽でもかけられるオールマイティーなDJでなければいけないんです。

例えば、ハウスミュージックしかかけられないDJは、子供のパーティーは無理だし、逆にヒップホップしかできないDJは50歳の誕生日やウエディングパーティーは無理だよね...。

ヒップホップやハウスだけやりたいならブルックリンでいいけど、マンハッタンの最先端でDJするなら「なんでもかけられる事」が重要。


選曲の深さ...

「流行りをかけるだけなら誰でもできる」

どんなパーティーでDJするにも最も大事なことが選曲。オーナーやプロモーターが求めるジャンルの中で自由に選曲し、スクラッチなどのテクニックを組み合わせるクラブプレイに対し、プライベートパーティーでは主催者の要望に100パーセント答え、尚且つリリック(歌詞)に気をつけて選曲しなければいけません。

因みに皆さんはこんな表記を見たことはありませんか?

Money In The Grave (Clean) - Drake ft Rick Ross
Money In The Grave (Dirty) - Drake ft Rick Ross

殆どのDJは入会金や月額料金を払ってレコードプール(レコードレーベルがプロモーションのために音源を配布する仕組み)から楽曲をダウンロードします。その際、上記のような2つの音源をダウンロードすることができます。

Clean = 綺麗
Dirty = 汚い

つまり、Cleanは歌詞の中の汚い言葉を含まないバージョンのことで、Dirtyは何も手を加えていないバージョンのこと。Cleanバージョンはこの前の中学生の卒業パーティーやラジオなんかで有効だよね。子供はそうでもないけど大人(特に親)が子供に対して汚い言葉を使うことに敏感だからね。

これらを上手く使うことに加えて、曲の大雑把な意味を理解し、その場の雰囲気時間帯年齢層場所、そして要望に上手く対応しなきゃならないんです...。これがオープンフォーマットDJ。結構大変でしょ?

因みに僕がよく使うレコードプールの1つがこれ。ジャンルが幅広く、正にオープンフォーマットDJのためのレコードプールです。


いやらしい話、どのくらいお金貰えるの?

代理人から仕事の依頼を受けるときは既に交渉が終わっているので、メールやテキストで金額などの詳細が送られてきます。直接主催者から依頼がくる場合は金額交渉をしなければいけません(大っ嫌い)。時間や持っていく機材の量によって金額も変わってくるのでピンキリですが、ウエディングパーティーなんかは最低1500ドル(160000円くらい)はもらっているようですね。僕はやりませんが...


プライベートパーティーで絶対ウケる1曲

アメリカ人は、誰にでもウケる曲のことをジャムって言います。正直多すぎて選べないのでパッと浮かんだこのジャムにしました。特に年齢関係なく白人にウケるイメージかなぁ。知ってる人多いと思うので是非聞いてみてください。


今日の1曲

Chris Brownのニューアルバム「Indigo」から一曲選んでみました。正直殆ど良かったので選びたくない。まだチェックしてない方はSpotifyのリンク貼っておくのでどうぞ!


読んでくれてありがとうございました。もし皆さんの中で「書いてほしいこと」がありましたら遠慮せずコメントやメッセージお待ちしてます。

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